アフリカ・ネーションズカップ(CAN)で得点王に輝いたFWエミリオ・エンスエが、赤道ギニア代表から追放されることが決定した。

13日、赤道ギニアサッカー連盟(FEGUIFUT)は声明を発表。エンスエに対し、「重大な規律違反が数回あった」ことを理由に、一時的な代表追放の処分を下していた。

マジョルカ出身のエンスエは、マジョルカの下部組織出身。ファーストチーム昇格後は、カステジョンやレアル・ソシエダへのレンタル移籍を経験。その後イングランドに渡り、ミドルスブラとバーミンガム・シティでプレーした。

2018年1月からはキプロスのAPOELニコシアに加入。アポロン・リマソルでもプレーした後、ボスニア・ヘルツェゴビナのFKトゥズラ・シティでプレーし、現在はスペイン3部のFCインテルシティでプレーしている。

世代別の代表ではスペイン代表でプレーしていたが、A代表はルーツでもある赤道ギニア代表を選択。これまで42試合で23ゴールを記録し、キャプテンでもある中、先日までコートジボワールで行われていたCANでは5ゴールを記録して得点王に輝いていた。

FEGUIFUTによれば、エンスエは「大会前後に数回の重大な規律違反があった」とし、「追って発表があるまでは代表活動に参加しない」と、一時的に追放されることが決定したという。

また、FWイバン・サルバドールに関しても処分が下され、「今年1月29日、彼はアビジャンで不愉快な事件に巻き込まれ、国家警察の介入につながり、赤道ギニア代表の帰国に大幅な遅れが生じた。これは評判とイメージの低下に繋がった」と発表。詳細は明かされていないが、処分が下されるという。