小学館「JS研究所」は、イマドキ女子小学生のリアルな本音を聞いた、“最新ホビートレンド”に関するアンケート結果を発表した。

この調査は、少女まんが誌「ちゃお」2023年12月号と、小学校低学年女児向け雑誌「ぷっちぐみ」2023年12・1月が合併号にて掲載・収集した、「おもちゃ」に関するアンケート結果を、イマドキJSの最新ホビートレンドとしてまとめたもの。 学年問わず人気を集めるホビーや、多くのJSたちが大切に持っている「ぬいぐるみ」に関する調査結果も発表、今年JSたちの心を掴むホビートレンドを各編集部の視点で予想している。

調査ではまず、2023年の「クリスマスプレゼントほしいもの」について質問。学年問わず「ゲームソフト・ゲーム機カテゴリーへの人気が集中した。「おもちゃ」「本・コミックス」もトップ3にランクインしている。違いが出たのは、カテゴリーランキング5位の結果。高学年JSでは「洋服」、低学年JSでは「コスメ」となっており、自身の身だしなみやおしゃれグッズにも関心があるようだ。

続いてカテゴリーだけでなく、具体的にほしいものを調査した。高学年、低学年いずれもNintendo Switchスーパーマリオブラザーズワンダー」がゲームソフトタイトルとしてはトップにランクイン。「スーパーマリオブラザーズ」シリーズとしては約11年ぶりの完全新作で、イマドキJSたちにも圧倒的な支持を集めていた。

高学年JSの上位回答のなかには「#バズゅCam」や「モデルデビュー3」などが並び、インフルエンサーやモデル体験を疑似的に叶える玩具やゲームが人気。彼女たちのなりたい職業や、憧れが投影されているとも言えそうだ。それ以外にも回答には最新のゲームソフトの名称が挙げられる傾向にあった。

低学年JSについでもゲーム人気は近年高まっている傾向にはあるが、「すみっコぐらし」「シルバニアファミリー」などキャラクターが安定した人気をキープしている。

また、低学年JSの「ぬいぐるみ」に関する調査では、JSたちのぬいぐるみの所有率の高さが明らかに。2023年に実施した「宝物」に関するアンケート結果でも、「ぬいぐるみ」は家族に次いで2位となっており、JSたちにとって、本当に大切な存在であることは明らか。調査の結果、7割以上の子が少なくとも1個以上のぬいぐるみを持っており、持っている子の平均個数は23個以上。中には100個以上と回答している子も。

なお、人気ぬいぐるみランキングでは、「ほしいもの」でも登場していた「すみっコぐらし」がトップ入り。「サンリオ」や「ディズニー」は個別のキャラクター名が多数回答されていた。

今回の調査結果について、「ちゃお」編集長は「ちゃおモデルの女の子たちもゲームの話題でよく盛り上がっています。その中でも『スーパーマリオ』シリーズが特に人気です。3月発売の『プリンセスピーチ』のソフトも流行すること間違いなし! また平均23個というのは驚かれるかもしれませんが、JSはぬいぐるみをたくさん持っています。お気に入りは色々なところに持っていきいつも一緒、という子もいるようです」とコメント。

また、「ぷっちぐみ」編集長は「ほしいもののランキングで、ゲームやぬいぐるみ、本をおさえて、おもちゃが低学年では一位でした。すみっコぐらしのPCやおえかきキットなどは去年に続いて人気が集中しています。また5位にランクインした『コスメ』では、『リップクリーム』『ハンドクリーム』そして『ネイルキット』が人気です。冬休み、春休み、夏休みと休暇のおでかけにおしゃれをするキュートな小学生が沢山誕生しているようです」とコメントしている。