辛い物好きにはたまらない味わいとかなのか?中国江西省のカフェが提供する唐辛子入りのカフェラテが注目を集めている。
従来のアイスカフェラテに乾燥唐辛子とチリパウダーを加えたこの「江西スパイシーラテ」はすぐに人気となり、1日300杯のペースで売れているそうだ。
江西省カン州市のカフェ「辣拿」では、2023年12月にアイスカフェラテに唐辛子を加える「江西スパイシーラテ」という新商品を開発した。
実は江西省の人々は、伝統的に辛い料理で知られている四川省や湖南省の陰に隠れてしまっているけど、辛いものを好むことで知られている。
この「江西スパイシーラテ」は地元の辛い料理をアピールする目的もあるという。
作り方は、従来のカフェラテの上に粉末のチリ(唐辛子)パウダーをたっぷりふりかけ、その上に乾燥唐辛子を加える。
このユニークなアイデアはすぐに話題となり、現在では1日に300杯を売り上げる大ヒット商品となっている。
中国版TikTokの抖音(Douyin) で拡散された動画では、カフェのスタッフがプラスチックカップにラテを注ぎ、チリパウダーと乾燥唐辛子をいれている様子が映し出されている。
この唐辛子カフェラテを飲んだ人によると、通常のラテよりも少し辛いが、思ったほどではないと話している。
「非常に辛いわけではない。むしろちょうど良い味だ」と辣拿カフェのスタッフは述べている。少し辛くて少し甘いのが癖になる味なんだとか。
値段は1杯20元(410円)ほど。期間限定での発売だったのだが、あまりの人気のため、このまま販売を続けるかもしれないという。
牛乳が辛さを緩和してくれるから結構いけるのか?
さすがにこの量の唐辛子で「少し辛い」は、辛い物が好きな人の言い分だと思うが、よく考えたら、このカフェラテは見た目に反してそこまで辛く感じないのかもしれない。
なぜならカフェラテには牛乳がたっぷり使用されているからだ。
唐辛子の辛みは主にカプサイシンによるものだが、カプサイシンは脂溶性なので、牛乳に含まれる脂肪分がカプサイシンを溶解してくれる。
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さらに、牛乳に含まれるカゼインというタンパク質は、カプサイシンを包み込んで舌の感覚受容器への刺激を弱めてくれるそうだ。
カフェラテ好きで辛い物も好きな人は、簡単に作れそうだからお家で試してみるのもありかもしれない。私は辛い物が苦手なので遠慮しておこうかしら。
References:Chili-Infused ‘Hot Ice Latte’ Proves Big Hit in China / written by parumo
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