オーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(34)は来シーズンもインテル残留が濃厚だ。

今季ボローニャから2年レンタルで13年ぶりにインテルへ帰還したアルナウトビッチ。オランダイタリアドイツ、中国、イングランドと渡り歩いた孤高の点取り屋は、キャリアハイと言っても差し支えのないボローニャ時代から一転、現インテルサッカーに馴染みきれていない感がある。

それは数字にも表れており、ここまでリーグ戦19試合2得点。そんななか、インテルは来季からイラン代表FWメフディ・タレミ(31)の獲得が確実に。昨夏はタレミとアルナウトビッチを天秤にかけた末の“後者”だったわけで、今回の補強は自身が期待に応えられていないことを意味する。

それでも、イタリアカルチョメルカート』は「インテルでの挽回はもう始まっているんだぞ」とアルナウトビッチにゲキ。どうやら直近のローマ戦出場によってボローニャへの買い取り義務が生じたようで、これで完全なるインテルの一員に。幸いにもローマ戦では試合終盤のダメ押し点をアシスト…ひとつ結果を残した格好だ。

2009-10シーズンのインテルトレブル(3冠)を知る唯一の選手・アルナウトビッチ。タレミが来る前に、せめて“信頼のおけるジョーカー”として立ち位置を確立させたい。

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