アルゼンチン代表を率いるリオネル・スカローニ監督が、将来的なメジャーリーグサッカー(MLS)での指揮に興味を示している。『ESPN』が伝えている。

2018年8月からアルゼンチンを率いるスカローニ監督。2021年にコパ・アメリカ、2022年にフィナリッシマやカタールワールドカップ(W杯)を制するなど成功を収め、昨年9月から始まった2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選も、5勝1敗の成績で首位に立っている。

しかし、昨年11月に行われた南米予選のブラジル代表戦後に「ハードルは非常に高く、継続するのは難しい」、「考えるべき時が来た。会長に伝え、その後に選手たちにも伝えるつもりだ。この代表チームにはできるだけ多くのエネルギーを持つ、元気な監督が必要だからだ」と退任をほのめかしていた。

現状では少なくともコパ・アメリカ2024までチームを率いる予定だが、以降の去就に関しては未だ不透明な状況にある。

そういったなか、外国人指揮官の到着がリーグを「豊かにした」とMLSの現状について見解を示したアルゼンチン指揮官は、将来的に同リーグで指揮を執る可能性を問われると、「イエスだ、そうしよう。私は昔から挑戦するのが好きで、挑戦はいつでも大歓迎だ」と、前向きな姿勢を示す。

「非常にヨーロッパ的なやり方でプレーするチームがあり、それがリーグを競争力のあるものにしている。そして、ラテンの伝統を今でもより多く残しているチームもある」

また、MLSではアルゼンチン代表のエースであるリオネル・メッシインテル・マイアミで、今後のチームを背負うことが期待されるティアゴ・アルマダがアトランタ・ユナイテッドプレーしている。そういった意味で同リーグが今後更なる注目を浴びるリーグになると考えている。

MLSは大幅に改善しているし、ティアゴや(FCダラスのアラン・)ベラスコ、そして他の多くのプレーヤーの場合のように、多くの才能を持った、大きな可能性を秘めた若いプレーヤーに注目され始めている」

「それは成長中のリーグであり、今後も成長し続けるはずだ」