本気でダイエットしました。



ドンキですごいツナ缶を発見。ツナの塊肉とは、いったい?



 こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。


 実は私、2023年11月の人間ドックのときにショッキングなことがありました。それは、1年前に比べて体重が2キロ増えていたこと。えっ、いつの間に……?


 太った自覚はまったくなく、知らぬうちに体重が増えていたのです。これはマズイ!と思ったものの、無理なダイエットはしたくありませんでした(絶対にリバウンドがくるので)ので、私らしく手段を探すことに。


 とにかく食事を楽しみながら痩せることを目指し、ドン・キホーテをウロウロしていました。


ドンキでダイエット」前編では甘いものが食べたい欲求を解消してくれるお茶を取り上げましたが、後編の今回は食事で頼れるアイテムを発見したので、私のダイエットごはんと共に紹介してみたいと思います。


◆名前は「贅沢な塊ツナ」



情熱価格 贅沢な塊ツナ 3缶パック(862円)



 私がオススメするのは、「情熱価格 贅沢な塊ツナ」(322円)。3缶パックは862円で、単品購入に比べると1缶当たり65円もお得になります。


 このツナ缶はズバリ、天然のめばちマグロの肉をぎっしり詰め込んだ超贅沢なもの。広く出回っているツナ缶はきはだマグロが主流であり、めばちを使ったツナ缶は希少。


 リーズナブルなライトツナと呼ばれるものは、マグロではなくカツオが原料になっているなかで、まぐろの種類と重量感だけで期待は膨らみます。


 そして缶を開けてみると、たしかにマグロがぎっしり充填されています。フレークタイプとは大きく異なるそのまま塊の状態になっています。いったいどんな味わいなのでしょうか?



フレークタイプとは違い、めばちマグロの身が塊のままぎっしり詰め込まれています



◆食べたときの食感と旨味が、満足度を高めてくれる



中身を皿に出してみた状態。食べ応えがありそうです



 缶から取り出してみたところ、こんなに入っていたんだと驚くほどのボリュームでした。


 油漬けになっているので、油を取り除いて塊のまま取り出したかったものの、マグロがぎっしり入り過ぎていて、すぽっと塊のまま取り出すことが難しくなっています。


 食べてみると、マグロの濃厚な旨味と塊ならではのしっかり食感。好みによりますが、魚好きな私はサラダチキンよりも飽きずに食べ続けられそうだと実感しました。


◆エネルギーは1缶237キロカロリー、たんぱく質は23.4グラム



1缶で23.4グラムのたんぱく質を摂取でき、糖質はゼロ。ダイエット向きの栄養バランス



 そして嬉しいのが、1缶あたりのたんぱく質量。


 ダイエット中にはたんぱく質たっぷりで低糖質が良いとされますが、1缶(固形量105グラム)あたりのエネルギーは237キロカロリー、たんぱく質は23.4グラム。糖質はゼロですから、ダイエット中のたんぱく質源としては嬉しいバランスです。


 ちなみに脂質は15.2グラムですが、まわりの大豆油をしっかり切って食べることで、マグロが持つ良質な脂質を摂取することができます。


◆体重戻しに成功。私がランチに食べていた「ツナそば」とは?



ツナそば



 私はこのツナ缶を活用して、ダイエット昼食を食べ続けることにしました。


 在宅ひとりランチの時に作っていたのが、「ツナそば」。麺をゆでて具材を乗せるだけの超カンタンメニューで、大豆で作られた麺の上にブロッコリーと塊ツナを1缶ドーンと乗せて、豆乳+麺つゆでいただきます。


 これを2か月弱続けたところ、2キロ増加した体重はするりと元通りになりました。私は運動不足も自覚していましたから、時間が取れそうな時に1時間早歩きを実践したり、身体を動かすことを意識したのも短期間で効果が出た理由だと考えています。


 ツナ缶は常温保存ができますから、ストックしておけばいつでも好きなタイミングで食べることができ、私は糖質がついてくるプロテインバーを買わなくなりました。


 しっかり食べて無理なくダイエットを続けたいという方には、一度試してみてほしい頼もしい名品です。


<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>


【スギアカツキ】食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12



ドンキですごいツナ缶を発見。ツナの塊肉とは、いったい?