日本最大級のナレッジプラットフォームを運営する株式会社ビザスク(以下、当社)は、この度、当社登録エキスパートの活動状況、及び2022年/2023年に当社がマッチングした業務委託案件(中長期間の伴走支援案件)を分析し、副業・フリーランス人材の活躍トレンドを発表いたします。

2023年の業務委託案件は前年比1.5倍以上増加

中長期間の伴走支援サービス「ビザスクpartner」で2023年にマッチングした業務委託案件数は、2022年に比べ1.5倍以上増加しています。ビジネスシーンにおける外部人材の活用が企業に広まっているトレンドがみて取れます。

このトレンドの背景には、複合的な要因が考えられますが、まず第一に外部人材を受け入れる企業側の変化があります。あらゆる業界において新規事業やDX推進など新たなイノベーションの創出が求められ、社内の知見ではまかないきれない情報や知見の必要な場面が増えています。そんな中、経験豊富な外部のプロ人材活用が選択肢として浸透していったのではないかと考えます。


また、企業において副業を認める動きが進展するとともに働き方改革も進んだことで、企業に所属しつつも、社会貢献や自己実現の一環として、社外での活躍機会を得る挑戦が増えてきていることや、経験や知見のある分野で企業を支援するという形態での独立(フリーランス化)が増加していることも考えらえます。

新規事業、経営...企業の中枢で活躍する副業・フリーランス人材

今回初めて、ビザスク登録エキスパートのうち「副業/業務委託案件の紹介を希望する」と登録されている方々の登録内容を分析したところ、新規事業開発、経営、マーケティングなど、企業活動の中枢で活躍できるハイレベルなエキスパートが非常に多い結果となりました。
また、ビザスク登録エキスパートのうち稼働可能な形態に関するデータを分析したところ、約9割のエキスパートが週1回以上の稼働が可能と回答しており、フレキシブルに企業の活動を支援する価値観や働き方が広まっていることが読み取れます。


副業とフリーランス、活躍実態の違いとは

2023年にマッチングした「ビザスクpartner」の業務委託案件を分析したところ、各案件で支援に入ったエキスパートにおけるフリーランスと副業の割合は65%:35%という結果となりました。
業務委託案件ではフリーランスのエキスパートの方が多く活躍していますが、副業人材の割合も2022年に比べ増加しており、今後さらに副業人材の活躍の可能性が見込まれます。


続いて、副業人材とフリーランスの活躍実態の違いを見ていきます。



1ヶ月あたりの稼働時間のボリュームゾーンは、どちらも10~20時間が50%程度と差はありません。しかし、副業人材は10時間未満の割合がフリーランスの約2倍、フリーランスは40時間以上の割合が副業の約6.5倍と稼働時間に差が出ました。


また、1案件あたりの契約期間に関しては、副業人材は1~3ヶ月の契約が65%であるのに対し、フリーランスは約50%が4ヶ月以上の契約でした。

やはり、フリーランスの方が、長時間・長期間の支援に入りやすいという結果となりました。しかし、副業人材であっても、1時間単位のすき間時間での支援だけでなく、本業と両立して数ヶ月単位の業務委託案件でも活躍が進んでいることが明らかになりました。

ニーズの高いテーマは?依頼の多い業種は?2023年 業務委託案件ランキング

2023年にマッチングした「ビザスクpartner」の業務委託案件を分析し、どのようなテーマでの外部人材活用ニーズが高いのか、また、どのような業種からの依頼が多いのかをランキング形式で発表いたします。


依頼の多い業種に関しては、2022年のランキングとほとんど差がないものの、上位3業種以外からの依頼割合が増加しており、幅広い業種において外部人材の活用が進んでいることがわかりました。レガシーな業種や、従来社外人材の活用が進んでいなかったクローズドな業種においても、新規事業創出やDX推進など新たな動きが見られていることが要因だと考えられます。

また、ニーズの高いテーマは新規事業が圧倒的な1位となりました。よりスピーディーに新規事業を成功させるためには、社内の知見のみで試行錯誤するのではなく、経験豊富な外部人材と二人三脚でプロジェクトを進行する方が効果的であると考えられます。

▼新規事業開発においてビザスク登録エキスパートが伴走支援した事例
https://visasq.co.jp/case/keioagency

より加速していく副業・フリーランス人材の活躍

副業・フリーランス人材の活躍は確実に増加していますが、外部人材を受け入れる企業側の受け皿の不足や、企業と個人間でのニーズやスキルのミスマッチなど、まだまだ課題は多くあります。

しかし、多くの企業において変革や新たなイノベーションの創出が求められる中、経験豊富な外部人材を活用することはスピーディーに成長する上で大変有効な手段です。
また、人的資本経営の推進が求められ、「人への投資」について試行錯誤する企業にとっても、社員の育成・リスキリングを目的とした外部人材の活用が、社員の実践的なスキルアップに繋がります。

当社は、外部人材活用が企業にとって当たり前の選択肢となるよう、最適なエキスパートのマッチングから受け入れる企業のサポートまで一貫して行ってまいります。さらに、個人の活躍可能性の拡大、一人一人の知見や経験を最大限活かせる場の創出にも貢献し、副業・フリーランス人材の活躍をより一層加速させてまいります。

株式会社ビザスク
「知見と、挑戦をつなぐ」をミッションに、世界190カ国60万人超(2023年8月時点)の知見をつなぐナレッジプラットフォームを運営。2020年3月に東証マザーズ(現 東証グロース)上場、2021年11月に米国大手Coleman Research Group、 Inc.を買収し、東京、米国(ニューヨークアリゾナ、ノースカロライナ )、シンガポール、香港、ロンドンの世界7拠点、500人超の体制を確立した。戦略立案や新規事業開発、DX、組織開発等、様々な場面における、業界トレンドや顧客ニーズ、先行事例の情報収集手段として、エキスパートとのインタビューやオンラインアンケートを提供する他、業務委託型の実働型伴走支援や研修講師等のマッチングも手がける。コンサルティングファーム、金融機関から、大手事業会社、地方自治体まで、1500アカウントを超えるクライアントを、ナレッジプラットフォームでサポートしている。

会社名:株式会社ビザスク
所在地:〒153-0042 東京都目黒区青葉台4-7-7 住友不動産青葉台ヒルズ9F・10F
設立日:2012年3月19日
代表者:代表取締役CEO 端羽 英子
事業内容:ビジネス領域特化の日本最大級(※)のナレッジプラットフォーム の運営、新規事業創出/組織開発支援 (※エキスパート数において(60万人超 2023年8月時点))
証券コード:4490(東証グロース
URL:https://corp.visasq.co.jp/

配信元企業:株式会社ビザスク

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