今月7日から4日間にわたり、5年ぶりの来日公演を行った世界的スーパースターのテイラー・スウィフト。米音楽界で偉業を達成したばかりのテイラーは、東京ドームで開催された3時間超のライブで全45曲を披露、圧巻のパフォーマンスで国内外のファンを熱狂させた。10日夜にコンサートを終えた歌姫は、すぐさま羽田に直行して米国へ向け出発し、11日には米ラスベガスのスタジオで最愛の恋人を応援する姿が目撃された。


◆熱い抱擁とキスで恋人を祝福



熱烈キスするテイラー・スウィフトとトラヴィス・ケルシー



 米ナショナルフットボールリーグNFL)の第58回スーパーボウルが現地時間11日、ネバダ州ラスベガスで行われ、カンザスシティ・チーフス(AFC)とサンフランシスコ・49ers(NFC)が激突。チーフスが25―22で逆転勝ちし、2年連続4度目の制覇を果たした。


 世紀の一戦には、チーフスの中心選手であるケルシーと交際中のテイラーも駆け付け、家族や友人らとVIP席から応援。ケルシーは第4Q残り16秒で突進を見せ、22ヤードを獲得するなど奮闘を見せた。


 勝利につながるタッチダウンが決まったときには、飛び上がって大喜びしていたテイラー。試合後にはフィールドに下り、愛する彼の元へ。「素晴らしかった」と試合での奮闘ぶりを称えながら、多くの報道陣や観客の前でハグや熱烈キスを披露した。


◆公演終了後に羽田直行! 東京からとんぼ返り
 毎年、全米の注目を集める一大イベントのスーパーボウル。今大会では、今月10日まで東京公演を行っていたテイラーが、大一番に間に合うかどうかも大きな話題に。


 今月初めには、在アメリカ合衆国日本国大使館が「12時間のフライトと17時間の時差はありますが、10日のコンサート終了後に東京を出発すれば、スーパーボウルの試合に間に合います」と異例の声明を発表していた。


 その声明通り、東京ドームでのコンサート最終日となった10日、21時過ぎに公演を終えた世界の歌姫は、その足で羽田に直行。AP通信などによると、羽田空港で関係者に囲まれながらプライベートジェットに乗り込み、米国に向け出発。試合開始の数時間前には、ラスベガスの会場に無事到着したという。




 3時間を超える東京ドームのライブでは、全45曲を披露したというテイラー。ハードな公演日程をこなした直後にとんぼ返りするという離れ業をやってのけるとは、さすがスーパースター!


 ちなみに、今回の来日公演の観客動員数は約22万人で、国内外から多数のファンが東京ドームに訪れたといわれている。専門家は、7日~10日の4日間の経済効果はチケット、グッズ、交通費、宿泊費など合わせて341億円に上るとしている。


◆30人以上のスタッフに大盤振る舞い
 スーパーボウルのちょうど1週間前(現地時間4日)に行われたグラミー賞でも快挙を達成したテイラー。最優秀ポップボーカルアルバム賞に加え、グラミー賞の主要部門の中でも最も名誉とされる最優秀アルバム賞に輝いた。


 テイラーが最優秀アルバム賞を受賞するのはこれで4回目。他のアーティストが持つ同賞の獲得最多記録3回を上回り、史上初となる新記録を樹立した。


 歴史的偉業を成し遂げた歌姫は、自分をサポートしてくれている関係者への感謝も忘れなかった。


 なんと、28万円相当のカルティエのショルダーバッグ、33万円相当のカルティエローズゴールドのダイヤモンドペンダント付きネックレス、40万円相当のルイ・ヴィトンのバッグ……などなど高級ブランドの品々を30人以上のスタッフに贈ったという裏話もあるようだ。


◆「恥を知れ」SNSには冷めた声も……
 米音楽界で最も権威あるグラミー賞で金字塔を打ち立てたテイラーと、米一大スポーツイベント「スーパーボウル」で王者に輝いたケルシー。そんな頂点を極めた2人が、熱いキスで勝利を喜び合う姿は、まるでおとぎ話のようだが、一方で冷めた声も……。




 勝利を喜び合うテイラーとケルシーの姿が投稿されているNFLの公式インスタグラムには、「いいね!はしたくない」「NFLはファンへのリスペクトがないことが分かった」「全身全霊で戦った選手たちの姿を投稿しろよ。恥を知れ!」などネガティブな反応も少なくないようだ。


 また、ケルシーがゲームの途中にヘッドコーチ(HC)のアンディ・リードに腹を立て、突き飛ばすような振る舞いをしたことに触れ、「65歳のコーチを乱暴に押した人物と、(テイラーと抱き合うケルシーが)同じ人とは思えない」と批判コメントを寄せる人も。


 さらに、テイラーが東京からプライベートジェットを利用して現地に駆け付けたことにより、「大量の二酸化炭素CO2)が排出された」といった意見もあるようだ。


 そうしたなか、NFLは11日に行われたスーパーボウルの視聴者数が史上最多の推定1億2340万人に上ったと発表。この視聴者数は「1969年7月20日の月面着陸以来、あらゆる放送の中で最多で、ニュース以外のテレビ放送としては史上最も視聴された数字だった」とも報じられている。


 スーパーボウル、東京公演、グラミー賞。いずれにせよ、テイラーの絶大な影響力をあらためて思い知る機会になったことは間違いなさそうだ。


<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>



熱烈キスするテイラー・スウィフトとトラヴィス・ケルシー