●『銀座コージーコーナー』の一番の売れ筋は「ジャンボシュークリーム」。しかし、それ以外の売れ筋は? ベスト5に迫る

『銀座コージーコーナー』と聞いて「ジャンボシュークリーム」を思い浮かべる人は多いと思います。累計販売数9億個オーバーの大ヒット作で、もはやブランド名を飛び越えるほどの絶大な支持を得ています。

大ヒット作「ジャンボシュークリーム」
大ヒット作「ジャンボシュークリーム

 この「ジャンボシュークリーム」のストーリーは、過去の記事(「ジャンボシュークリーム」の人気の秘密とは?)で紹介しましたが、『銀座コージーコーナー』には他にも多数のスイーツ商品がラインナップされています。ケーキはもちろん、贈答にピッタリの焼き菓子やワッフルなどなど。そこで今回は、『銀座コージーコーナー』で「ジャンボシュークリーム」以外の売れ筋ベスト5を聞いてきました。果たしてどんな商品がよく売れているのでしょうか?

【売れ筋・第5位】優しい甘さで上品な味わい!「マドレーヌ」

「マドレーヌ」6個入583円、12個入1166円、25個入2430円(※価格は全て税込)
「マドレーヌ」6個入583円、12個入1166円、25個入2430円(※価格は全て税込)

 まず売れ筋・第5位は、焼き菓子の定番「マドレーヌ」でした。『銀座コージーコーナー』の「マドレーヌ」は「2023モンドセレクション金賞」を受賞した逸品でバター、ショコラ、いちご、抹茶、オレンジの5種からチョイスすることができます。

バターの風味が口いっぱいに広がります
バターの風味が口いっぱいに広がります

 口にすると、まずバターの豊かな風味が口いっぱいに広がり、そして後から優しい甘さを感じさせる上品な味わい。「ジャンボシュークリーム」同様、老若男女誰もが好む味わいなので、季節ごとの挨拶や、ちょっとしたお土産などにも最適だと思いました。

【売れ筋・第4位】シンプルに見えてこだわりが光る!「モンブラン」

「モンブラン」496円
モンブラン」496円

 売れ筋・第4位は、和製ケーキの定番「モンブラン」です。『銀座コージーコーナー』の「モンブラン」は、昔ながらの王道スタイルを貫きつつも、栗の風味を存分に引き上げた一品で、筆者もプライベートでよく買うケーキです。

和製ケーキとしての伝統的な「モンブラン」スタイルです
和製ケーキとしての伝統的な「モンブラン」スタイルです

 カスタードが入ったスポンジの上に、マロンダイス入りクリームが乗り、さらにその上に甘さ控えめのマロンあんが乗っています。そして、トップには大ぶりの栗がドーン! 一見シンプルに映りながらも、実に手のこんだ作りで、口にすれば栗の風味と甘みで頬が落ちそうになることウケアイ。こちらもまた幅広い世代に好まれる味だと思いました。

【売れ筋・第3位】縁起も味も抜群!「スフレワッフル」

「スフレワッフル(ホイップ&カスタード)」216円
スフレワッフル(ホイップ&カスタード)」216

 続いて売れ筋・第3位は、「スフレワッフル(ホイップ&カスタード)」。ひょうたん型に作られた、見た目もかわいい一品で、この形には縁起の良い「末広がり」の意味があるのだとか。

フワフワ食感と甘みで、ほっこりした気分にさせてくれます
フワフワ食感と甘みで、ほっこりした気分にさせてくれます

 さっそくいただいてみると、フワフワ食感のワッフル皮と中のクリームとの相性が抜群。口いっぱいに広がる甘みによって、ほっこりした気分になります。仕事の合間や、おやつ時間などデトックスタイムにピッタリです。こちらもまた「2023年モンドセレクション金賞受賞」商品。筆者個人的には「ジャンボシュークリーム」と並ぶ名スイーツだと思います。

【売れ筋・第2位】口どけの良さにチョコとカスタードのバランスが最高!「エクレア(カスタード)」

「エクレア(カスタード)」162円
エクレアカスタード)」162円

 続いて売れ筋・第2位は、「エクレアカスタード)」。正直、「『ジャンボシュークリーム』に次ぐヒット商品」と思っていた「エクレアカスタード)」ですが、「2位」ということはさらに上をゆくヒット商品があるということですね。

こちらもまた王道の味わいを貫いた一品
こちらもまた王道の味わいを貫いた一品

 ふんわりと焼き上がったシュー皮の口どけの良さは「ジャンボシュークリーム」同様で、まさに「銀座コージーコーナー」ならではの味わい。そして、中のカスタードクリームとのバランスも「ジャンボシュークリーム」の黄金比が反映されているように感じました。カスタードクリームと、シュー皮を覆うチョコレートのコーティングもクセになる味わい。「ジャンボシュークリーム」と一緒にお土産にすると喜ばれると思います。

【売れ筋・第1位】王道こそ至高!「苺のショートケーキ」

「苺のショートケーキ」529円
「苺のショートケーキ」529円

 そして売れ筋・第1位は「苺のショートケーキ」でした。『銀座コージーコーナー』担当者によると、「ジャンボシュークリーム」を除けば、不動の人気ナンバーワン商品とのこと。

カットケーキ群ではダントツの人気ナンバーワンだそうです
カットケーキ群ではダントツの人気ナンバーワンだそうです

 王道スタイルのショートケーキで、フワフワで風味豊かなスポンジ生地、そしてトップ・サイド・そしてスポンジの間に使われるクリームと苺のバランスは、まさにシンプル・イズ・ベストを貫いています。それでいながら、繊細な味わいで、クリームはきめ細かく苺の酸味と甘みを引き上げる印象。日本人の多くがイメージする「ケーキ」の筆頭が、
『銀座コージーコーナー』でも「ナンバーワンだった」という事実に膝を打ちました。

包材にもこだわりが!?

セロファンの切れ目が先端にくるように設計されています
セロファンの切れ目が先端にくるように設計されています

 ここまでの通り、『銀座コージーコーナー』の売れ筋ベスト5 は、いずれも王道のものが多い一方、シンプルだからこそいっさいの手間暇を惜しまず繊細な味の設計を貫いていることもよくわかりました。

 ところで、「銀座コージーコーナー」の配慮に一つ感動したことがあります。それは包材。いずれの売れ筋商品も、パッケージの開けやすさ、使いやすさもまた魅力でしたが、特に感動したのが「苺のショートケーキ」の周囲に巻かれたフィルムです。

 他店ではケーキなどの周囲に巻かれたフィルムは「どこが切れ目かよくわからない?」ということがありますが、『銀座コージーコーナー』では、わかりやすいようにフィルムの切れ目が先端にくるようになっています。小さな話かもしれませんが、『銀座コージーコーナー』の配慮に感動しました。

まとめ

 最後に担当者に「ジャンボシュークリーム」以外の商品について聞きました。

「弊社では『銀座コージーコーナー』のスイーツがいつも家族や仲間の集まりの中心においていただける存在であることをめざし、『いちばん身近なスイーツショップ』として、人気の『ジャンボシュークリーム』以外にも、フレッシュケーキ、贈り物に最適な焼菓子、チョコレートなど、常時150種類以上の安心で、美味しいスイーツを提供しております。ぜひお試しいただけると幸いです」(担当者)

 どのスイーツも繊細に作り続ける『銀座コージーコーナー』。今度行くときは「ジャンボシュークリーム」以外の味も試してみてはいかがでしょうか。いずれも日本人ならみんなが好きな味の商品ばかりですよ。

(取材・文◎松田義人(deco))

●DATA

銀座コージーコーナー

https://www.cozycorner.co.jp/

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