ARRIは、フルカラーLEDスポットライト「Orbiter Beam」を発表した。同製品は、ARRI LED照明のポートフォリオの中で初のビームオプティックで、新しい光学コンセプトが特別に開発されたという。

Orbiter Beamの強度レベルは、ARRIデイライトMシリーズに匹敵するという。また、ARRIデイライトMシリーズM18に匹敵する出力で、よりタイトなビーム角度も実現。同製品の高強度値は、高品質フルカラースペクトルLED光源で初めての達成だという。

Orbiter Beamは、映画的な用途に適しており、4°の平行光ビームによって均質な光を提供する。遠くの自然光のようなイリュージョンを作り出すための理想的なオプションとなるという。

Orbiter Beamのユニークで本格的な外観は、汎用性の高いOrbiterフィクスチャーとの組み合わせにより、映画制作者が映画プロジェクトで太陽や月の光をシミュレートするときに最適な選択肢になるという。

大口径でコンパクト(約573mm×548mm×548mm)かつ軽量(5.9kg)。リフレクターの直径は530mmで、M90照明器具と同様のサイズとなっている。リフレクターとスヌートが簡単に分離でき、保管や持ち運びに便利なように積み重ねが可能。

また、ユニークなマニュアルホットスポット調整機能により、ハードな光からソフトな光まで自在に調整できる。

Orbiter Beamは、すでにあるOrbiter Open Faceオプティック15°、30°、60°に追加するのに最適だという。Orbiter Beam用のバーンドアやスヌートなどのアクセサリーの追加は不要。

Orbiter独自のクイック・ライティング・マウント(QLM)システムにより、Orbiter Beamは安全に素早く取り付けることができる。

LiOS2以降のファームウェアを搭載したOrbiterは、Orbiter Beamを操作可能。

ARRI、フルカラーLEDスポットライト「Orbiter Beam」発表。長焦点距離や映画撮影に最適