これは今から12~13年前の話。この漫画の作者・万福さんが初めて海外旅行をしたときに実際に遭遇した怖い話である。

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福さんは女友達4人でニューヨークに旅行に出かけた。友達のJ子さんの父親がホテル関係か旅行関係のお仕事をしていたおかげで、社会人かけだしの若い女性が泊まるにしてはちょっといいホテルにお得に宿泊することができたのだという。

日本人は実年齢より若く見られることが多く、万福さんたち女の子グループも例外ではなかった。ホテルの宿泊客たちからも未成年と間違われ、「親は?」「あなたたちだけで(子どもだけで)泊まってるの?」と心配して声をかけられることもしばしば…。“ちょっといいホテル”では異質の存在だったらしく、万福さんいわく「実際に、だいぶ目立っていたと思います」とのこと。

そしてそんな中、事件はこのホテル内で起こった。ホテルの予約を取ってくれたJ子は仕事の都合で1日早く日本に帰国したのだが、その夜フロントから電話がかかってきた。「もう1泊泊まることになっていないからフロントまで来てくれ」というのだ。しかしJ子は、現在、空の上なので予約時の経緯を確かめることもできない。しばらく客室内でダラダラと過ごしていたそのとき、安全だと思っていたホテルの客室内で事件は起こった!この出来事について万福さんに話を聞いてみた。

――日本人は幼く見えるということで、万福さんたちも未成年の子どもと間違われていたようですが、実際は何歳の頃の話でしょうか?

私が23~24歳の頃の話です。

――怖い思いはされましたが、何はともあれ無事でよかったですね。このあとの1泊は不審な出来事はなかったでしょうか?

その後は特になにもなく、無事にチェックアウトをして帰ることができました。

――ホテルの客室は鍵がかかっているので油断しがちですよね。客室内でも安心できないと考えさせられたエピソードでした。

本当にその通りです。この出来事があった次の日は、客室内の金庫に貴重品を預けるのも怖くてやめました(笑)。

テレビ番組の企画でエピソード漫画を描いたこともある万福さん。元々はコロナ禍で家時間が増えたことから描き始めたとのこと。「コメントやいいねが励みになるので、してくれたらとてもうれしいです」と語る。内容はpixivと重複するが、TikTokには音楽付きで載せているとのことなのでそちらもチェックしてみて!

取材協力:万福

カギをかけていたホテルの客室の扉が、外から急に開けられた!!なぜ…?