2月23日(金・祝) に公開される映画『コヴェナント/約束の救出』よりスタッフ陣が語る撮影秘話コメントが到着した。

本作は、2018年のアフガニスタンを舞台に、アメリカ軍曹長のジョン・キンリーとアフガン人通訳アーメッドの絆を描いた作品。『シャーロック・ホームズ』シリーズなど、数々のアクションエンターテインメントを世に送り出してきたガイ・リッチー監督が、緊迫感に満ちた壮大な社会派ヒューマンドラマに初挑戦した。

本作を彩るのは、従来の戦争映画のイメージを払拭するような美しい景色の数々。「僕たちは、かなり大胆な決断をしたんです。茶色っぽい映画にすることだけは絶対に避けたかった」と語るのは撮影監督のエド・ワイルド。「こういった映画は、環境の特徴や衣服が理由で茶色になりやすいので、兵士のギアについている小さな赤いタグのように、切れ味を加えるような色のポイントを入れるようにしました」と話す彼は、大胆な色彩を使いつつ照明を最小限にとどめ、本作の外観に細かなこだわりを盛り込んだ。またスタイルに関しては、今は亡き報道写真家のティム・ヘザリントンの戦争写真からひらめきを得たと語るワイルド。へザリントンの作品についてワイルドは、「彼は、深い愛着を感じられるような撮り方をすると同時に、客観的な視点でスケールの大きな画を撮るんです。だから、本作もそのように撮ろうとはじめに決めました」と振り返る。

物語のほとんどがアフガニスタンで展開される本作だが、撮影不可能であるアフガニスタンに代えて撮影地にはスペインアリカンテが選ばれた。共同脚本&製作のアイヴァン・アトキンソンは、「スペインに決定した最も大きな要因は、アフガニスタンを舞台にした別の映画がスペインで10年ほど前に撮影されていたからなんです。僕自身、アフガニスタンにあまりにも似ていることに驚きました」と裏話を明かした。製作に名を連ねたジョン・フリードバーグも「アリカンテには、マカロニエスタンっぽい山々があったり、廃墟となった人家や建物があったりして、完璧でした」と同意。撮影地に関してガイ・リッチーは、「本当に似ているか不安になりましたが、アフガニスタンの写真と比べるとちゃんと同じに見えるんです。僕にとってはそれで十分でした」と率直に語った。

また、ガイ・リッチーへの絶大な信頼が分かる撮影秘話も多い。フリードバーグは、「ガイ・リッチーと一緒に仕事をするのは夢のようなことでした。彼が求める完成度のレベルは非常に高く、自然とみんなの基準も高くなります」と尊敬を込めた熱いコメントを寄せた。さらには「俳優から上手く演技を引き出すこともできるんです。それが、彼と一緒に仕事をしたいと思う理由の1つですね。とても楽しい人だし、人当たりもいいし、そのうえ頭も切れる」と絶賛。ワイルドも同様に、「本作の撮影で感じたエネルギーやペースがとても楽しくて、開放的で、大好きです。ガイ・リッチーは、俳優たちと一緒にシーンについて考えたり、作業をしたりすることに多くの時間を費やして、その場にエネルギーをもたらします。そのおかげで、本作の脚本の率直さや緊張感が維持されるんです」と現場での様子を語っている。

<作品情報>
『コヴェナント/約束の救出』

2月23日(金・祝)

公式サイト:
https://www.grtc-movie.jp/

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ガイ・リッチー監督