レアル・マドリーウクライナ代表GKアンドリー・ルニン(25)がクラブ内でも評価を高めている。スペイン『アス』が報じた。

昨シーズンまではマドリーの絶対的守護神ベルギー代表GKティボー・クルトワのバックアッパーとして、ベンチで待機する日々が続いていたルニン。クルトワが長期離脱となった今シーズンもスペイン代表GKケパ・アリサバラガのレンタル加入があったが、ケパが負傷した11月あたりからスタメンの座をキープし、今シーズンすでに公式戦17試合でゴールマウスを守っている。

13日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、ライプツィヒ戦にも先発したルニンは、度重なるセーブを披露してクリーンシートを達成。鮮やかな決勝点を決めたスペイン代表MFブラヒム・ディアスと共に大一番で勝利の立役者となった。

そんなルニンとマドリーの契約は以前まで2024年6月までとみられていたが、秘密裏に2025年6月まで更新されていたことが数カ月前に発覚。そのため今夏のフリーでの退団を心配する必要はなくなっていたが、ここ最近の活躍を受けたマドリーはさらなる契約延長に動く可能性も出てきているという。

マドリーはルニンがウクライナ代表の一員として今夏のユーロ2024に出場した場合、その活躍次第でさらに市場価値が高まることも計算に入れている模様。ストレートでの本大会出場が叶わなかったウクライナは、3月のプレーオフ準決勝でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦する。

一方、ルニン本人もマドリーに残ってのクルトワとの真のポジション争いに前向き。左ヒザ前十字じん帯断裂から復帰したクルトワが万全の状態に戻らない最悪のシナリオも考えられるため、ルニンの台頭はマドリーにとって非常に心強いものとなっている。

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