CHOCOLATE Inc.と双葉町を中心に構成し、様々な分野のクリエイターを招き、福島県双葉町の可能性を描いていく活動体『Draw in FUTABA』は、参加クリエイターと賛同企業の募集を開始することを発表いたします。まずはじめに、2023年10月19日~20日に行った『Futaba Drawing Camp』の様子をまとめたドキュメンタリー映像と、クリエイターのアイデアを集約したビジョン映像を2月15日(木)に公開いたしました。

映像URL:https://youtu.be/MMz-Q0ReDL0
Draw in FUTABA サイトURL:http://drawinfutaba.com

  • 『Draw in FUTABA』活動発足の背景と概要

2011年3月11日に発生した東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故以降、被災地における除染活動、福島第一原発の廃炉・汚染水・処理水対策に向けた取組が継続され、被災地の避難指示区域の解除、当該区域における事業の再開など、復興に向けた動きが加速しています。そんな中で、従来とは異なるアプローチで住民の帰還や新たな人口流入をもたらす復興の取り組みとして経済産業省による「福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト」を通じて、様々な映像・芸術文化を通じた地域活性化施策も実施されてきました。

今回のプロジェクト『Draw in FUTABA』 は、東京電力福島第一原子力発電所が立地し、福島浜通り地域の中でも最も長い間、全町避難が続いていた福島県双葉町を拠点とする活動体です。双葉町で11年もの間続いた全町避難は2022年夏にようやく解消し、0人になってしまった人口(当時は7140人)も、現在約100人まで戻ってきました 。

まだ未活用の土地も多く存在する双葉町を、言い換えれば「これからどんな姿にもなれる町」と捉え、様々な分野のクリエイターと共に、この場所が持つ可能性を描き、この町で何か始めたいクリエイターや民間企業が集うきっかけをつくることを目的として、この「Draw in FUTABA」は始まりました。

  • 『Futaba Drawing Camp』 概要

『Draw in FUTABA』では、どんな姿にでもなれる可能性を持った双葉町で、様々な視点を持ったクリエイターが集まり、現地リサーチやワークショップを経て、双葉町でできることのアイデアを“ビジョン”として具体的に描くキャンプ『Futaba Drawing Camp』を2024年から複数回に渡って開催予定です。

2023年10月19日~20日に実施した『Futaba Drawing Camp』では、ホテルプロデューサーの龍崎翔子(株式会社水星)や、小説家のカツセマサヒコ、企画作家の氏田雄介(CHOCOLATE Inc.)ほか、デザイナー、コンセプトアーティスト、建築家、映像作家、空間演出家、広告プランナー、そして双葉町地元住民など総勢20人のクリエイターが双葉町に集い、アクティビティエリアとして開発予定の東京ドーム約3個分に及ぶ広大な土地で「もし自由に活用方法を考えるとしたら?」というお題を元に、様々なビジョンを考案しました。これらのビジョンの発表の場に参加いただいた双葉町の方からは「こんなこと思い付きもしなかった。ぜひやりたい」と声を弾ませた反応が見受けられたほか、双葉町町長からは「こういう町だからこそ思い切ったことができる。このように復興して人が集まってきた町として世界的に評価できるようになれば」と期待する言葉もいただきました。今回生まれたビジョンを皮切りとして、この形でさらに具体的なお題に対するアイデアを検討していく予定です。

本プロジェクトの発信を通じて、クリエイターが被災地域を視察し、帰還住民や新たな住民、定期的な来訪者と協創する形で、新たな可能性を検討・模索することにより、クリエイターや企業などの関係人口の創出を図り、被災地全体を盛り上げることにつなげることを目指します。

  • 『Futaba Drawing Camp』第一弾 ビジョン映像・ドキュメンタリー映像公開

『Futaba Drawing Camp』に参加した20名のクリエイターのアイデアを集約したビジョン映像、及び現地リサーチやワークショップを行う様子を記録したドキュメンタリー映像を2月15日(木)より公開いたします。

▼ビジョン映像について

この映像は、双葉町が持つ可能性を様々な分野のクリエイターや地元住民が考案し、そのアイデアを具現化したものです。1泊2日の現地リサーチや地元住民交流を経て、双葉町が持つ魅力を発見し、アクティビティエリアとして開発予定地の空き地に、「もし自由に活用方法を考えるとしたら?」というお題の元、それぞれにアイデアを考えてもらいました。夢物語から、本当に実現可能なアイデアまで様々ですが、「描くことから何かが始まる」という考えの元、視点を最大化することを重要視しました。

映像URL:https://youtu.be/MMz-Q0ReDL0

▼ドキュメンタリー映像について

この映像は、第1回「Futaba Drawing Camp」で実施した一泊二日の現地視察、地元民交流、アイデア考案、プレゼンテーションまでの一連を記録したものです。

映像URL:https://youtu.be/DPipXDr-76M

  • 代表者コメント

Draw in FUTABAメンバー

栗林和明(CHOCOLATE Inc.)

双葉町に足を運ばせてもらった時、自分が勝手に描いていたイメージが、ことごとく覆りました。想像以上にほとんどまだ何もない、だけど、想像以上にそこにいる方々の目が光っている。「これから自分たちで町をつくるぞ」「さぁどんな町をつくろうか」という力強さに溢れている。

もしかしたら、日本で一番可能性に溢れた場所なんじゃないか、と素直に思いました。何か「ビビッ」と来た人は、ぜひ一緒に訪れ、一緒に考えましょう。びっくりするくらい清々しい海風が吹いています。

福島県双葉町町長

伊澤史朗

震災から11年以上にわたり全町避難を余儀なくされてきた双葉町ですが、2022年8月末に特定復興再生拠点区域の避難指示が解除されようやく復興のスタートラインに立つことができました。双葉町では、様々な方からのご意見をいただきながら、新たな町へと生まれ変わる最中です。何かをはじめたいクリエイターや企業の皆様には双葉町に訪れていただければ、被災状況が残るありのままの姿と、復興に向け果敢にチャレンジする両面を感じていただけると思います。ぜひ皆様の豊かな発想力を活かしていただきながら、一緒に面白い町をつくっていけることを楽しみにしています。

経済産業省 福島復興推進グループ 芸術文化推進室

高橋 拓磨

「芸術・映像・クリエイティブの力を通じて、福島浜通り地域で何ができるか…新たなチャレンジをボトムアップで興したい」という思いから福島復興を司る部局に「福島芸術文化推進室」が設置されました。「Draw in FUTABA」は、この地域が持つ可能性を、クリエイターの方々の独自の目線で見出して頂き、新たな魅力創出を行うもの。福島復興を推進する立場から、このプロジェクトの今後の展開に大変ワクワクしています!

  • 『Futaba Drawing Camp』への参加クリエイター・賛同企業様の募集開始

Draw in Futabaでは、現地リサーチ&ワークショップを経て、 双葉町でできることの可能性を描き映像化する「Futaba Drawing Camp」を、今後も年に複数回開催していきたいと考えています。

どんな姿にもなりうるこの場所で、様々な分野のクリエイターと共に新しいことを描き、実現したいクリエイター・企業の方々は、ぜひサイト内コンタクトフォームからご連絡ください。

Draw in FUTABA サイトURL:http://drawinfutaba.com

  • 『Draw in FUTABA』とは

“この場所で、何を描くか”

福島県双葉町

2022年8月の一部避難指示解除によって、震災から11年間続いた全町避難が解消し、ゼロからのまちづくりがスタートした場所。人口は、100人にまで戻ってきた。

Draw in FUTABAとは、様々な分野のクリエイターと共に、

この場所が持つ可能性を描き、実現を目指す活動体。

今はただの「妄想」に過ぎないことも、

まず一度、形にして発信する。

そこから、新しいアイデアが生まれるかもしれない。

賛同者が見つかり、形にできるかもしれない。

描くことから、すべてが始まる。

配信元企業:Draw in FUTABA PR事務局

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