かわぐちかいじ氏の大ヒットコミックを実写化したAmazon Originalドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」(配信中)の7~8話最速試写イベントが2月15日、都内で行われ、主演を務める大沢たかお、共演の玉木宏が出席した。

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2023年秋に公開された映画「沈黙の艦隊」に、劇場版未収録のシーンを追加し、さらに劇場版のラスト以降の物語を描く全8話の完全版ドラマ。Prime Videoが日本の劇場版映画を製作し、その後ドラマシリーズとして全世界に配信をするのは初の試みとなる。日本のエンタテインメント作品では初めて海上自衛隊潜水艦部隊の協力を得て、実物の潜水艦で撮影された。

すでに配信中の1~6話について、プロデューサーも務める大沢は「すごく評価をいただき、うれしいです」と安どの表情。Prime Video実写作品国内オープニング記録で歴代1位(ライブスポーツを除く実写作品の中で、配信開始後4日時点の国内視聴者数対象)に輝いており、「男性女性を問わず、幅広い世代の皆さんにご覧いただいたと聞き、感謝しています」と喜びの声をあげ、「まさに7~8話で、東京湾大海戦が展開し、ひとつのフィナーレを迎える」とアピールしていた。

大沢が演じるのは、日米で極秘裏に開発された、日本初の原子力潜水艦シーバットの艦長・海江田四郎。ある思いから、シーバットに核ミサイルを積んで反乱逃亡するという役どころだ。「9割は、潜水艦(のセット)での芝居だった」と振り返り、「海とともにある海江田にどう近づけばいいかわからず、水のことを知ろうと、半年くらい泳ぎ続けていた。何が見えたか? 泳ぎがうまくなっただけ(笑)」と役作りを明かした。

この発言に対し、共演する玉木は「正直、変かなと(笑)。でも、まっすぐ物事を捉えるのはすごいなと思います」と苦笑まじり。大沢から茶々が入ると、「いえ、バカにはしていないです」と釈明していた。

玉木はシーバットを追いかける、海自のディーゼル潜水艦たつなみの艦長・深町洋を熱演。大沢とは4度目の共演で「大沢さんはすごくカッコいい先輩。ミステリアスな海江田という男を、大沢さんが演じることで魅力が倍増した。やはりすばらしい俳優」と敬意を示した。

一方、大沢は「こんなカッコいい人に、カッコいいと言われると(笑)。批判されたりしないかな?」と照れ笑い。設定上、ふたりが共演するシーンの撮影は、1日のみだったというが「玉木くんなら、こう演じるかなというイメージを超えて、さらにエネルギッシュな深町を演じていて、改めて尊敬しました」と賛辞を返した。

Amazon Original ドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」全8話は、Prime Videoにて世界240以上の国と地域に独占配信(2月16日に7~8話を配信)。

大沢たかおと玉木宏