もしかしたらF-15戦闘機部隊の移動あるかも。

F-35B戦闘機は42機導入の予定

防衛省は、このたび沖縄県うるま市における訓練場整備に関する説明会で用いた資料において、宮崎県航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地にF-35B飛行隊を2個配置する予定であることを明らかにしました。

すでに、防衛省は2024年度に新田原基地へ、最初の飛行隊となる「臨時F-35B飛行隊(仮称)」を発足させる予定です。

それに先立ち2023年12月12日には、山口県の岩国基地に配備されているアメリカ海兵隊F-35B戦闘機2機が、新田原基地に初めて着陸しています。

航空自衛隊は、すでに三沢基地にF-35A飛行隊を2個配置しており、今後は石川県の小松基地にも同じくF-35A飛行隊を2個新設する予定です。

ただ、陸上の飛行場を拠点に運用する、いわゆる空軍型のF-35Aと比べて、F-35Bは空母や強襲揚陸艦など洋上に浮かぶ艦船でも発着できるよう、短距離離陸・垂直着陸が可能な構造なのが特徴です。

防衛省では、F-35Bを42機調達する計画のため、20機からなる1個飛行隊が2つとも新田原基地に配置される模様です。

2024年現在、新田原基地にはF-15戦闘機を装備する飛行隊が2個配置されているため、もしかしたら、そのうち1個が移動するかもしれません。

海上自衛隊の護衛艦「いずも」に着艦したアメリカ海兵隊のF-35B戦闘機(画像:海上自衛隊)。