今もパワフルさは健在のタイソン氏。その衰え知らずの鉄腕ぶりに驚きの声が広まった。(C)Getty Images

 いまだ衰えぬ腕力が脚光を浴びた。大きくクローズアップされたのは、元ボクシング世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏(米国)が公開したミット打ち風景だ。

【動画】これで57歳!? 衰え知らずのマイク・タイソンが見せた恐ろしいミット打ち

 現在57歳だが、「アイアンマイク(鉄腕マイク)」の異名で世界を驚かせた破壊力は健在だ。現地時間2月15日にトレーナーを務めるラファエル・コルデイロ氏がインスタグラムで公開した動画でタイソン氏は「ハッ」「フゥッ」と声を荒げながらハードパンチを連打。映像を見る限りでは、強烈な一撃をミットで受けた同トレーナーが後退する様子も伺え、パンチの重みを物語った。

 還暦を目前にする往年の名手が披露した衝撃的な練習風景に、反響は大きく広まっている。英スポーツ専門ラジオ局『talk SPORT』は「タイソンは残忍なパンチ力を見せつけ、年齢は単なる数字でしかないことを証明し続けている」と強調。さらにSNSでファンが寄せたコメントをふまえて「彼は本当に60歳に近づいているのかと思うほど、今も稲妻のようなパンチを繰り出している。その恐ろしさを考えれば、彼に手を出そうと思う人はいないはずだ」と綴っている。

 また、同じく英国の日刊紙『Daily Mail』もタイソン氏の迫力に驚きを隠さない。「これで57歳……全くもって信じがたい映像だ」と練習風景に愕然としつつ、「強打を繰り出す彼の動きは今も機敏なまま。タイソンのパワーは不滅であり、今でも驚異的なパンチ力を維持している」と絶賛した。

 20年11月に元4階級制覇のロイ・ジョーンズジュニア氏(米国)とエキシビションマッチに臨んでいたタイソン氏。そこからトレーニングを定期的に行っているというレジェンドだが、ふたたびリングで誰かと拳を交わす日は来るのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「本当に60歳か」還暦間近のマイク・タイソンが公開したミット打ちに愕然 海外メディアも驚き隠せず「全くもって信じがたい」