スーパーのレジで出会ったお客さんとのエピソードや、自身の歯科治療経験など、身の回りのさまざまなテーマをエッセイ風漫画で描いているしゃけなかほい(@syake8989)さん。中でも、自身のブラック企業で勤務した体験談をリアル&コミカルに描いたシリーズは毎回多くの反響を集めている。今回はその中から、有給休暇を取るための険しい道のりを描いたエピソードを紹介しよう。

【漫画】「ブラック企業の漫画」を読む

■身内の不幸などの理由がない限り有給は使えない!?

有給休暇の取得は本来労働者に与えられている権利のはずだが、しゃけなかほいさんの会社では所属長に希望日より1カ月ほど前に有給取得の申請をして、その後申請書を事業部長に提出。さらには同じチームのメンバーからも承認を得なければならないなど、かなりの精神的苦痛を伴う作業となっていた。

作者のしゃけなかほいさんは、実際に有給申請したときの心境について「この会社では有給申請の作業が大変で、いちいち理由も聞かれるので本当に疲れます。身内の不幸などの理由がないかぎり、有給は使えなかったと思います」と振り返った。

他にも、「出勤・退勤時間を朝記入するためサービス残業が毎日のように続く」「掃除当番の日は始業時間より1時間前に出社」など、会社には理不尽極まりないルールの数々が存在。そうしたルールと対峙していくしゃけなかほいさんの奮闘の様子は、ぜひ漫画でチェックしてほしい。

取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)

繁忙期ならまだわかるけど…ここまで有給を取らせない理由は何?/画像提供:しゃけなかほいさん