ブライトンで存在感を高め続けている三笘。(C)Getty Images

 世界最高峰と言われるイングランドプレミアリーグで一躍ブレイクを果たした日本人アタッカーは、強豪クラブにとっても垂涎の的だ。日本代表MFの三笘薫である。

 昨シーズンからブライトンプレーする三笘は、今季も成長著しいチームにおける絶対的な主力として君臨。公式戦25試合で3ゴールながら6アシストプレミアリーグにおける決定機創出回数(6)は、ドイツ代表MFパスカルグロスに並ぶチームトップだ。

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 相手守備陣からのマークがより厳しくなるなかでも、目に見える結果を残す三笘には、メガクラブへのステップアップの期待も高まっている。一部の英メディアでは、マンチェスター・シティアーセナルマンチェスター・ユナイテッドチェルシーというプレミアリーグの“超名門”からの関心が報じられている。

 いずれのニュースも噂の域は出ていない。しかしながら、プレミアリーグの水に完全に慣れた感のある日本人スターが、「サッカーの母国」で声価を高め続けているのは紛れもない事実だ。それを物語るのは、三笘を目の当たりにしたレジェンドたちの声である。

 英ブックメーカー『Betfred』の公式サイトで、元マンチェスター・Uのルイ・サハ氏は「もしも、僕が選べるのなら、カオル・ミトマの獲得をためらうことはないね」と断言。三笘のポテンシャルを高く評価するとともに、古巣へ獲得を推挙した。

「彼は試合の展開の中で自分のポジションをどこに取るべきかをよく分かっていて、何よりも努力家だ。ゲームを常に研究していることがわかるんだよ。そういう特徴を考えると、なぜ、ミトマがプレミアリーグに簡単に順応できたのかも理解できるし、マンチェスター・ユナイテッドにもぴったりだと思う」

 プレミアリーグで約14年に渡って活躍し、イングランドの酸いも甘いも知るサハ氏。マンチェスター・U時代には伝説的な名将アレックス・ファーガソンの薫陶を受けた名手は、「ただ、ミトマは非常に有望な選手だ。もし、獲得可能なのだとすればどんなクラブも注目するだろう」と予測。「彼がオールド・トラフォードに来ることを期待したいかという点でいえば、答えるのはとても簡単だ。なぜなら、彼は素晴らしい選手だからね」と続けた。

 昨年10月にブライトンとの契約を2027年夏まで更新した三笘。ゆえに今夏に移籍するとなれば、移籍金の高騰は必至だ。すでに英衛星放送『Sky Sports』などでは最大6000万ユーロ(約96億6000万円)とも報じられている。

 日進月歩で進化を続け、群雄割拠のプレミアリーグでも名の知れた存在となった三笘。今夏の移籍市場での評価をより高める意味でも、残りの約3か月は勝負の期間となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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