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「つっぱり棒の日」記念発表会のゲストはなかやまきんに君。隣はつっぱり棒シェア1位の平安伸銅工業・竹内社長

お笑いタレントなかやまきんに君(45)が2月8日、東京・恵比寿で開催された、平安伸銅工業の「つっぱり棒の日」記念発表会に登壇。同社製のつっぱり棒と“パワー対決”を行った。

平安伸銅工業は、つっぱり棒を主力商品とする家庭用収納製品の開発メーカー。日本で初めてつっぱり棒を売り出した同社は、2021年に“つっ(2)ぱ(8)り”の語呂合わせで、2月8日を「つっぱり棒の日」として日本記念日協会に登録。今年は、つっぱり棒の日の記念日に合わせて、同社の記者発表会を行った。

記念発表会では、まずは同社代表取締役社長の竹内香予子さんがプレゼンテーション。つっぱり棒とつっぱり棚の分野で業界トップシェアを誇る同社が、その多様な用途と魅力を広く伝えるための取り組みを発表した。

続いて登場したのが、この日のゲスト・きんに君。司会者から「今日2月8日は何の日かご存知ですか?」とふられると、「知らないわけないじゃないですか、こういうのは語呂合わせになってるんですよね、2と8、ニとヤ、ニヤ、ニヤ、ニャーオ、ニャーオ……」と唐突に、ネコのモノマネを披露。

司会者から「まだ続きますか?」と突っ込まれて、やっと「ニャーの日、パワー!」と回答したものの「会場がちょっとシーンとしてたので(心臓が)バクバクしてました。まさか、こんな空気になるとは」と苦笑い。

ここで、きんに君に竹内社長から、同社製品『突っ張り棒 超強力極太 ホワイトHGP-75』との対決が提案される。竹内社長が「こちらは“業界最強”、75センチで使った場合、80キロの重さに耐えられるんです」と説明されると、その耐荷重の大きさに驚きの表情を浮かべたきんに君。「業界最強というより、たぶん世界最強ですよね」と語りつつ、いつものように「おい、俺の筋肉、最強のつっぱり棒と対決するのかい、しないのかい、どっちなんだい?」「すーる、パワー!」と自分の筋肉と問答。ついに、耐久性対決が実現することに。

■「2、3時間の耐久勝負になるのでは」と豪語するも、15秒ほどで顔をしかめ始め……

対決は突っ張り棒で重りを吊るし、同じ重量のバーベルをきんに君が持ち上げるという形式で行われた。

セットがステージに運び込まれると、つっぱり棒に吊り下げた板に次々と重りが載せられていく。耐荷重の半分、40kgまで到達したところで、その支えに全く問題がないことを確認し、同時にきんに君もバーベル上げをスタート。40kgについては「僕にとってはウォーミングアップ程度。最強のつっぱり棒には負けてられないですよ」と余裕を見せる。

そして、重さは上限の80kgに。つっぱり棒がびくともしていない様子を見て「かなりすごいですよ。80kgを壁へのつっぱりだけで支えているわけですから」と驚き、自身も同じ重さのバーベル上げに挑戦。「僕にとってはへっちゃらですよ。2時間、3時間の勝負になるんじゃないでしょうか。僕が負けることはないでしょう」など、余裕の笑顔を見せていたものの、15秒ほど経過すると徐々に顔をしかめ始め、1分ほどで悲痛な声をあげながらバーベルを下ろした。世紀の“パワー対決”はつっぱり棒の勝利で幕を閉じたのだった。

きんに君は腕をさすりながら「骨さえ折れていなければ……今朝、子犬が道に飛び出して……それを救おうとし……全身の骨が折れてしまって」と、荒唐無稽な敗因(?)を告白。それでも最後は「さすがは世界最強です。まったく揺れもしないですし、耐久性も安心ですね」と、つっぱり棒の実力を絶賛していた。

そして、記念発表会も佳境に。つっぱり棒にちなんで「2024年、伸ばしたいものは?」という質問を受けると、きんに君は「新ギャグ」と即答。「(デビュー)1年目から『ヤー!』と『パワー!』でやってきました。今までとはまったく違うものです」と前置き。そしておもむろに腕を前に突き出すと「つっパワー!」と全力で新ギャグを披露。見慣れた「パワー!」とほぼほぼ同じギャグに場内がざわついていると「あれ? 似たようなギャグやってました? やったことないですね」と言い放ち、観客をけむに巻いていた。