一緒に暮らすインコとのエピソードを中心に、日常の出来事を漫画にして発信しているえるぽぴ( @lpo_on )さん。実はオタクな一面も持ち、中学生の頃からオリジナルキャラや魔法の設定をノートに描いたり、意味もなく包帯や眼帯をつけて登校したりしていたそう。

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コミックエッセイ「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ〜解放の刻来たれり〜」は、そんなえるぽぴさんの挙げたらきりがない「黒歴史」の数々を、独特のテンションで描き下ろした作品。平成をオタクとして過ごした人は、きっと懐かしさと恥ずかしさで震えることだろう…(ちなみに筆者は震えた)。

今回は、初めて売り手として参加した「同人即売会」の思い出。店番中、スケッチブックに絵を描いてほしいと頼まれたえるぽぴさんだが、果たして納得できるイラストを描くことはできるのだろうか…?

■即売会は財布の紐が緩んでしまう…!

渡されたスケッチブックを見てみると、超有名な神絵師の生イラストが。ただでさえその場で絵を描くのは緊張しそうだが、問題なく描けたのか聞いてみた。

「全然ダメでした!!!!アナログいい意味で悪い意味でごまかしが効かないので、今でも緊張します……!」

えるぽぴさんがスケッチブックに奮闘しているころ、相方の木村さんは同人誌を買うために推しの島を訪れていた。ちなみに即売会ではキャラクターごとにサークルがまとまっていて、その区域を「(キャラクター名)島」と呼ぶのだそう。

なんと木村さんはそこで、見本を見ずに推しの同人誌を片っ端から買い漁る「島買い」を発動。圧倒的強者による買い方だが、即売会では毎回発動していたのだろうか?

「本人曰くあの買い方は、人生で一度しかやったことがないとのことでした……(笑)。ちなみに当時は頒布価格がだいぶ安かったこともあり、3万円くらいで済んだそうです!」

ちなみにえるぽぴさんは、島買いをしたことがあるのだろうか。

買い物は慎重なタイプなので、島買いはしたことがないですね……!それでも即売会は本当に財布の紐が緩んでしまうので、いつの間にか財布が空になっているのはあるあるです……(笑)」

かけがえのない思い出がたくさんできた同人即売会。次回はどんな体験を描いてくれるのだろう。今後の展開も楽しみにしてほしい。

取材・文=石川知京

「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ〜解放の刻来たれり〜」より