R指定にもかかわらず世界的大ヒットを記録した「デッドプール」シリーズの第3弾「デッドプール&ウルヴァリン」の特報が、史上最も視聴された映画予告編となった。米ハリウッド・レポーターが、マーベルおよび親会社のディズニーの発表として報じた。

同特報は、2023年シーズンのNFLチャンピオンを決める第58回スーパーボウルキックオフ直前の広告枠でお披露目された。1億2300万人という史上最高の視聴者数を記録したスーパーボウル放送中の再生回数も含め、最初の24時間で3億6500万回の再生回数を記録したという。この数字は、映画史上No.1の記録を保持していた「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」の3億5550万回を塗り替える驚異的な記録だ。

同作は、シリーズの立役者であるライアン・レイノルズと「ウルヴァリン」シリーズのヒュー・ジャックマンが主演をつとめ、ショーン・レビ監督がメガホンをとった、今夏の注目作。タイトルロールを演じるレイノルズは、昨年のSAG-AFTRAのストライキによる長期の製作延期に直面しながらも、北米での7月26日公開にこだわってきた。

また、マーベル・スタジオ初のR指定映画であり、20世紀フォックスの映画で初登場したヒーローが主人公となる初めての作品となる。ディズニーマーベルは、2019年のフォックス買収に伴い、X-MENデッドプールファンタスティック・フォーといったキャラクターの権利を獲得した。2017年の「LOGAN ローガン」でウルヴァリン役を引退したジャックマンが同役に復帰することも話題の一つだ。

また、同予告は公開直後からSNS上でも大きな反響を呼び、「最高すぎんだろ!これぞ見たかったマーベル作品!」「ついに俺ちゃんがMCU合流か…興奮してきたな」「激アツな映画なる事は間違いない!」と絶賛のコメントが続々。シリーズ初のディズニー入りでもお構いなしに下ネタ&過激なアクション全開な様子に「ディズニーR指定映画としてこれを許可してくれたのありがてぇ」「ディズニーが許した最後の遊び心」と喜びの声もあがっている。

さらに、「もはやデッドプールのためにMCUがあったのかと思うほど強烈な予告」と歴代マーベル作品との関連性に期待する声も多く「デッドプールの新作、歴代作品の世界を旅しようとしてるな?? 歴史介入して世界を変える話……アイアンマンの世界から行くのかな」「いよいよ本格的にあの世界線のヒーローがアベンジャーズに合流あるか…?」などと、早くも考察合戦が繰り広げられている。

デッドプール&ウルヴァリン」は、7月26日に日米同時公開。

デップー、今度も公開前から絶好調 (C) MARVEL 2024