アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、当社のノーコードAI/IoTプラットフォーム「Gravio」による顧客行動可視化ソリューションが、プレミアアンチエイジング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松浦 清、以下 プレミアアンチエイジング)のエイジングスキンケア※1ブランド「DUO」の店舗において採用されたことを発表します。


「Gravio」を採用した経緯

エイジングスキンケアブランド「DUO」を展開するプレミアアンチエイジングは、アンチエイジング事業としてスキンケア、ヘアケア、インナーケア、リカバリーケアのブランドを展開し、インターネット通販を主軸に事業展開をしています。2011年からは業容拡大に向けリテール販売も開始し、インターネットおよび店頭での販売チャネルを強化。そこで、さらなる認知度の向上を目的に顧客と直接コミュニケーションをとれる「三井アウトレットパーク木更津」への出店※2を実施しました。


出店に際し、店舗での来店客数や顧客属性データを効率的に収集できるAIやIoTを活用したソリューションの検討し、アステリアの提供するGravioに着目しました。短期間での構築が可能かつ、対応センサーの種類も豊富なことから採用を決定。約1ヶ月でショップ内の「顧客行動可視化ソリューション」を構築し運用しました※3。


「顧客行動可視化ソリューション」の概要


来店客数や顧客属性などのデータをAIカメラが分析・収集

「顧客行動可視化ソリューション」は、Gravioと店内に設置された5台のAIカメラによる画像推論を活用し、来客数、性別・年齢などの属性情報、店内滞在人数、商品に手を伸ばした頻度などを測定します。また、カメラが撮影した画像自体は、店内のパソコン上でエッジ処理※4を実行し即座に破棄。顧客行動可視化のデータ収集には画像推論で得られたデータを活用することでプライバシーにも配慮しています。


さらに販売状況と店舗内の環境情報の因果関係を分析するため、温湿度やCO2濃度を検出する環境センサーを6個設置。センサーによって収集したデータは、「Gravio Cloudサービス」を介してGravioと各種BIツール※5を連携し、リアルタイムで“見える化”するモニタリング体制を整備しました。


AIカメラによる画像推論とモニタリング情報、店舗のPOSデータを組み合わせることで、顧客属性ごとの購買傾向や行動履歴の解析が可能となりました。さらに、商品を手に取る回数などの店舗内での行動分析結果により、商品ディスプレイやVMD※6を改善するデータの収集を可能にしたことで購買率の向上を実現しました。


AIカメラ設置の様子


各種デバイスの設置・利用状況


プレミアアンチエイジングの担当者によるコメント 

AIカメラで来店者の性別を可視化したところ、予測より男性のお客様の比率が多いことが分かりました。この分析結果を基に、男性向け商品を新たに陳列するといった施策に結び付けることができました。

経営企画本部 齋藤 寛紀 氏

スキンケアなどの温湿度管理にシビアな商品を店頭に置く場合、Gravioの温湿度センサーのような仕組みがあれば、常時店頭にいなくても店内環境が適切に保たれていることをチェックできるので、非常に便利なツールだと思います。

リテール事業本部 川原 綾乃 氏


※1:年齢に応じたお手入れのこと。
※2:出店期間:2023年4月19日7月29日
※3:運用期間:2023年6月9日7月29日
※4:エッジ処理:エッジコンピューティング技術によって、クラウド上にデータをアップロードすることなく現場のコンピュータで処理すること。
※5:BIツール:ビジネスインテリジェンスツール。蓄積されたデータから必要な情報を集約・分析し、ビジネスの意思決定に活用できるようにするツール
※6:VMD:ビジュアルマーチャンダイジング。売り場を視覚的に演出し効果的な商品展示をすること。


■ブランド「DUO」について(https://www.p-antiaging.co.jp/ja/index.html

プレミアアンチエイジング株式会社の主力ブランドである「DUO」は、「肌を土台から整える*1こと」をブランドコンセプトとしたエイジングケア※1ブランドです。肌や身体にとって自然である優しい原料(=自然)を採用しながら、皮膚科学に基づいた先端科学(=科学)を掛け合わせることによって効果性の高い商品を開発することを方針としています。発売から14年目を迎えた「デュオ ザ クレンジングバーム」は、4年連続クレンジング売上No.1*2を獲得しお客様から高い支持を得ています。
*1:角質層にうるおいを与えること
*2:TPCマーケティングリサーチ株式会社「クレンジングブランド別シェアランキング調査(対象期間:2019年4月~2023年3月/調査時期2023年6月)」


■「アステリア株式会社」について( Webサイト https://jp.asteria.com/
アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社(2023年8月1日現在)を超える企業に導入されています。また、デジタルコンテンツプラットフォームHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。AI/IoTプラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。
また、(一社)ブロックチェーン推進協会、ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。

■「Gravio」について( Webサイト https://www.gravio.com/jp
Gravioは、カメラやセンサーなどから得られる現場データを、様々なシステムやサービスへシームレスに連携することで、業務の自動化・省力化・遠隔化を実現する、ノーコードAI/IoTプラットフォームです。直感的なノーコード操作と60種以上の豊富な接続先により、プログラミング未経験でもAI/IoTのシステム活用を簡単に実現できます。また、構築に必要なセンサー・ゲートウェイなどのハードウェア、ソフトウェア、データの蓄積・グラフ作成可能なクラウドサービスを、まとめてオールインワンのソリューションとして提供することで、シンプルかつ迅速にご利用いただけます。


アステリア、Asteria、Handbook、Platio、Gravioは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

配信元企業:アステリア株式会社

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