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 年を取ると何十年も前の若いころに交際していた相手からの便りは、懐かしい思い出の1つでしかないことが多いが、今なお嫉妬心を抱く結婚相手もいるようだ。

 アメリカ・フロリダ州で、52年連れ添った夫が60年前に交際していた元恋人からハガキを受け取ったことに嫉妬した71歳の妻が、激昂して夫を窒息死させようとする事件が起こった。

【画像】 60年前の元カノから便りを受け取った夫に妻が激昂

FL: Wife tried to kill husband over postcard, police say

 フロリダ州ノース・マイアミ・ビーチのコンドミニアムに住む71歳のバーサ・ヤルターは、夫が過去に交際していたトルコ人女性からの絵ハガキを受け取ったことを知った。

 ヤルターは19歳で現在の夫と結婚して52年間連れ添っている。夫がその女性と交際していたのは、60年も前のことだ。

 それでも彼女は燃え上がる嫉妬心のままに激怒した。

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枕で夫を窒息死させようとする

 1月28日、ヤルターは夫が女性に返信したことを知ると夫に噛みつき、あざをつけ、枕で窒息させようとし、助けを呼べないように夫の携帯電話を取り上げた。

 最終的に警察が夫婦の自宅へ駆けつけると、見るからに体の弱そうな男性の両腕と腹部にはあざと裂傷があり、出血性の噛み跡も残っていたという。

 逮捕され、警官の事情聴取を受けたヤルターは、夫への攻撃を認めた。また、携帯電話にも暴行の一部が録画されており、駆けつけた警察はそれを見た。

彼女は彼に放尿もしたようでそれも認めています。つまり、状況を総合的に見れば、家庭内暴力以上のものと思われます。

複数の罪に問われている妻の釈放を願う夫

 ヤルターは、第2級殺人未遂、高齢者に対する加重暴行、目撃者や被害者に対する改ざんの罪で起訴された。

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 ヤルターの国選弁護士は保釈審問で、「老夫婦は口論になり、その反動は遺憾だが殺人未遂で起訴する必要はない。被告が夫を殺そうとした証拠はない」と述べた。

 しかし州弁護士は、枕による窒息死未遂は結果的に窒息死させることにつながるため、まさに殺人未遂であると説明した。

 警察は真実を明らかにする証拠として、その携帯電話の動画を使う予定だと述べている。

 現在、夫は妻の攻撃から回復していており、妻を許し、刑務所から出そうとしているそうだ。

 当初の供述とは裏腹に、現在夫は枕で窒息させられたことを否定し、「大丈夫」と主張しているという。

 とはいえ、ヤルターが拘留から釈放されたとしても、脆弱な夫には近づかないように裁判所が命令を出す可能性が十分にある。

 マイアミ・デイド郡巡回判事によって重い罪状をそのままにする判決を下されたヤルターは、矯正センターに収監されたままということだ。

 老婆の嫉妬心に火をつけた、元交際相手からの肝心のハガキの内容は公表されていない。

References:Woman accused of trying to kill husband after he got postcard from ex-girlfriend from 6 decades ago/ written by Scarlet / edited by parumo

 
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60年前に交際していた女性からのハガキを受け取った夫に嫉妬した妻、夫を殺害未遂