何か新しい習慣を始めようとする時、「もっと集中できる時間がほしいな…」と思いますよね。朝早く起きればそういう時間も取れるとわかってはいても、なかなか起きられないもの。実はそこには「早起き」に対する間違った思い込みがあるのです。東京大学医学博士の森田敏宏著『「やる!」と決めたことが必ず続く24の法則』から、その認識を変える逆転の発想を紹介します。
目覚まし時計に頼らず起きる
目覚ましを何個かけても起きられない、という人、時々いますよね。不快な目覚ましの音で起こされると思うと、寝る前からちょっとうんざりします。これでは気持ちよく眠れません。
音の代わりに、光で目覚めるという方法があります。光は睡眠障害やうつ病などの治療にも使われていて、覚醒のための刺激として有効なのです。カーテンを少し開けておくだけでも違いますし、光で起こしてくれる目覚まし時計を利用するのもいいでしょう。
また、光がない場合は、好きな音楽で起きるようにするのもいいかもしれません。
「早起き」ではなく「早寝」
早起きを実践しようとすると、どうしても「起きる」ことの方に意識が向きがちですが、「いかに早く寝るか」を意識するだけで変わります。人間にはレム睡眠とノンレム睡眠があることは有名ですが、その周期にあわせて起きる時間から逆算して寝るようにしましょう。
また、早く寝られる具体的な方法として、見たい深夜番組を録画して早起きしたら見られるようにする、テレビゲームやネットサーフィンなどといったことは朝に回すなどすると早く寝られますし、早起きしてでもやりたいことではなかったなら、無駄な時間をなくすことができます。
「起きた時にまだ眠い=寝不足」ではない
目が覚めた時にまだ眠いと感じるのは誰でも一緒です。眠いのが睡眠不足のためである場合はもちろんありますが、原因は主に「動かない」ことにあります。
人間は、リラックスしている時は「副交感神経」が活発になっていますが、活動モードに入るためには「交感神経」を活発にしなければなりません。布団に横になったままではいつまでも交感神経が働かないので、とりあえず身体を起こす、目覚ましを布団から遠くに置いておいて、止めるために動かなければならない状況を作るなどしましょう。
いかがでしたか?
これらの発想で早起きをして、勉強や仕事、ジョギングなどに使える、誰にも邪魔されない時間を獲得しましょう!
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