多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、官公庁などが発表する労働市場関連のデータをキュレーションしつつ、分かりやすくまとめた「労働市場データレポート」を毎月発表していきます。
今回は1月下旬に発表された最新データをもとに2023年12月度レポートについてとりまとめましたのでご報告いたします。
※レポート詳細はこちら https://tsuna-ken.com/research_report/202312_report-12/

トピックス
1.12月度の有効求人倍率は1.27倍。2023年平均は1.31倍で前年を上回る
2.完全失業率は2.4%。前月差-0.1ポイント、前年同月差-0.1ポイント
3.新規求人数は前年同月比-3.3%。4か月連続でマイナス

■1.12月度の有効求人倍率は1.27倍。2023年平均は1.31倍で前年を上回る

2023年12月度の有効求人倍率(季節調整値)は1.27倍で、前月差-0.01ポイント、前年同月差-0.09ポイントでした。パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.25倍と前年同月差-0.12ポイント、正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.00倍で前年同月差-0.04ポイントとなりました。
毎年発表される年平均の有効求人倍率では、2023年平均が1.31倍となり、前年の1.28倍を0.03ポイント上回りました。年平均の有効求人は前年に比べ0.9%増となり、有効求職者は1.4%減となりました。

■2.完全失業率は2.4%。前月差-0.1ポイント、前年同月差-0.1ポイント
完全失業率(季節調整値)は2.4%で、前月差-0.1ポイント、前年同月差-0.1ポイントとなりました。年齢階級別では、25-34歳(+0.3ポイント)、35-44歳(+0.1ポイント)が前年同月より悪化しました。
完全失業者数は156万人で、前月より13万人減少しています。

■3.新規求人数は前年同月比-3.3%。4か月連続でマイナス
新規求人数の伸び率は前年同月比-3.3%と、4か月連続でマイナスとなりました。伸び率で増加したのは学術研究,専門・技術サービス業(2.4%増)、医療,福祉(1.3%増)で増加となった一方で、製造業(10.5%減)、生活関連サービス業,娯楽業(8.4%減)、情報通信業(7.7%減)などの伸び率が前年同月を下回っています。

(出典)
厚生労働省「一般職業紹介 (令和5年12月分)」
総務省統計局「労働力調査((基本集計) 2023年(令和5年)12月分結果


■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)を母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)「イライラ・モヤモヤする 今どきの若手社員のトリセツ」(PHPビジネス新書)がある。

▼過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【2023年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア
https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2023ranking/

バイト探しの情報源はネット化加速!学生では登録型サービス利用が増加!
2023年アルバイト探しに利用した情報源調査(2019-2023比較版)
https://tsuna-ken.com/research_report/arbeit_medium2023/

アフターコロナの多様な働き方調査】5類移行後の働き方調査
出社回帰の傾向が見られる中、働き手はちょこっとテレワークを希望
https://tsuna-ken.com/research_report/telework_5/

配信元企業:株式会社ツナググループ・ホールディングス

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