ヘンリー王子が米TV番組のインタビューに応じ、今月上旬に父チャールズ国王と再会した時のことを初めて語った。当時を「飛行機に飛び乗った」と振り返った王子は、1時間にも満たない父との対面について「少しでも一緒に過ごせたことに感謝している」と述べた。王子は、他にも子ども達2人の成長ぶりや米国での市民権などプライベートに関する質問に次々と答えた。

米ABCの朝の情報番組『Good Morning America』が現地時間16日、ヘンリー王子への独占インタビューを放送した。

番組ホストのウィルリーヴ氏によるインタビューは、ヘンリー王子が「インヴィクタス・ゲーム 2025」のプロモーションで訪問中のカナダのスキーリゾート、ウィスラーで収録されたものだ。

ウィル氏は、ヘンリー王子ががんと診断された父チャールズ国王に会うため、今月6日に急遽英国に帰国した時のことを尋ねた。

王子はバッキンガム宮殿の発表後に民間機に搭乗し、約11時間のフライトを経て英ロンドンに到着した。しかし国王と実際に対面したのは、わずか30分ほどだった。

当時を回想した王子は、「飛行機に飛び乗り、できる限り早く会いに行ったよ」と答えると、父との短い再会について「僕は家族を愛している。飛行機に乗り、彼に会いに行けたことや、少しでも一緒に過ごせたことに感謝しているよ」と述べた。

そして王子は、国王の健康状態について聞かれると「そのことは彼と僕だけの秘密だ」と答え、「僕は、毎日のように出会うすべての家族を通じて、家族の絆の強さを目の当たりにしている。病気というものは、家族を一つにすると思う」と付け加えた。

その後、ウィル氏が「故郷である英国で、いろいろなことが起きているという事実をどのように受け止めますか?」と聞くと、王子はこう答えた。

「みんなと同じように、僕にも家族がいる。カリフォルニアには僕の家族と生活がある。他にも英国を経由したり、帰国する旅行を計画しているんだ。できる限り立ち寄って、家族に会うつもりでいるよ。」

また、息子アーチー王子(4)と娘リリベット王女(2)の父親であることについて尋ねられると、王子は「それはトップシークレットだ」と冗談を述べた後、このように打ち明けた。

「子ども達は順調に育っているよ。他の子ども達と同じように、とても早く成長している。2人とも信じられないようなユーモアのセンスを持っているんだ。毎日、僕達を笑わせてくれるし、僕らをしっかりとさせてくれる。だから父親であることにとても感謝しているよ。」

続いて米国での生活について聞かれると、王子は「素晴らしい。毎日が楽しいよ」と答えた。しかし「アメリカ人という感じがする?」との質問に対しては、「うーん。いや、どう感じているか分からないな」と返答した。

さらに、ウィル氏が「米国の市民権取得を考えたことは?」と聞くと、王子は「考えたことはあるよ」と言うも、「まったく分からないんだ。頭によぎったことはあるけれど、今の僕にとって優先順位の高いものでないのは確かだ」と現在はその気がないことを明かした。

その後、王子はインヴィクタス・ゲームの他にどのような仕事があるのかと聞かれると、このように答えた。

「すべてだよ。家の中と外のこと、すべてにおいてだ。ミッションは続いている。仕事のあらゆる要素が続くんだ。来年2月のこの時期には、またここでこの仕事をしているよ。君達も来てくれると嬉しいな。ウィスラー全体、できればカナダ全体が壮大な試合に向けて、選手達に歓声を送ってくれることを願っているよ。」

画像は『Good Morning America Instagram「EXCLUSIVE: Prince Harry to @willreeve_ on visiting King Charles after cancer diagnosis:」「#PrinceHarry and Duchess Meghan hit the slopes with @willreeve_ to celebrate a new chapter for the #InvictusGames!」』『Good Morning America X「EXCLUSIVE: Prince Harry to @ReeveWill on visiting King Charles after cancer diagnosis:」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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