韓国の次世代グローバルボーイズグループNCTの人気メンバー・ウィンウィンの初主演ドラマ「25時間恋愛」(毎週金曜3話ずつ新エピソード公開)がHuluにて独占配信中。本記事では同ドラマの第15話~第17話を振り返る。 (以下、ネタバレを含みます)

【写真】彼女大優先のハイスペックイケメン彼氏、イエン・ユエ(ウィンウィン)

■「25時間恋愛」とは

同ドラマは、持ち前の美貌でかつてはモテモテだったものの、仕事に一直線なあまり今ではすっかり恋愛が億劫になってしまった年上女性アン・ラン(ハー・ホンシャン)と、一途に彼女を慕い続け、不器用ながらもひたむきにアプローチする年下男子イエン・ユエ(ウィンウィン)という美男美女が繰り広げる、甘く癒やされる“デザート”ラブストーリー。

■ハイスペック年下男子が彼女の家に突撃

ハイスペック年下男子のユエは、愛する年上彼女・ランと甘い日々を過ごしていた。帰りの時間が重なり、一緒にラーメンを食べたりと、二人には幸せな時間が流れていた。ユエにとってランは何よりも大切な存在だった。

その証拠に、届いた荷物を運んでほしいというランからのメッセージにも喜んで対応していた。想像以上の荷物の量を見ても、怒ることもしなければ、文句も言わない。ユエはただランへの愛おしさが抑えきれず、一人笑みをこぼしていた。

一方で、ユエはランが実家に帰省したことで時間を持て余していた。その時間を埋めるように、インジュンとゲームをしていると、インジュンの様子がおかしいことに気が付く。どうやらインジュンは、モンヤオのことが気になっているようだった。

これまでのユエであればスルーしたかもしれない他人の恋愛。しかし、不思議なことに人間というのは、自分の恋がうまくいくと人の恋をサポートしたくなるらしい。ユエはインジュンに「モンヤオを好きなのではないか」と告げ、インジュン自身の気持ちを確かめるべきだとアドバイスを送るのだ。

その後も、インジュンの恋愛をサポートするユエだったが、ふとした時に、ランがいない寂しさを実感してしていたようだった。そんなユエの目に、ランに届いた荷物が映る。ユエはすぐさま住所を調べ、ランの実家に行くために車を走らせる。恋人に会いたいという思いのまま行動するユエの姿は見習いたいほど、俊敏だった。

■ユエを傷つける心無い言葉

ユエの登場に驚くランとランの両親。ランの両親は、娘に彼氏がいることは喜ばしいが、その彼氏が6歳も下だと聞き、「年が若すぎる」と気にしていた。しかし、ユエの人柄やランを大切にしている姿を見て、次第に娘を任せていいのではないかと考えることに。

さらに愛してやまない娘であるランが、ユエといることで幸せそうにしていることで、ランの両親はユエのことを信頼することを決める。ランがユエの母親の不安を取り除いたように、ユエもまたランの両親の不安を取り除くことに成功するのであった。

仕事も恋も順調すぎるほどうまく進むユエとラン。その姿に、いつまでも続いてほしいと願うが、ラブストーリーはうまくはいかないのがお約束というものだ。第16話では、これまで以上の困難がユエとランを襲うことに。

ユエの関わった仕事で著作権に関するトラブルが発生。ネットではユエに対する批判が集まり、炎上を収めるために、ユエは「いずれ潔白は晴れる」と投稿。しかし、その一言が原因でさらに炎上してしまう。どうにもならない現状が続く中、この件と関係のないランの会社と発売前のゲームも批判が届く。

心無い言葉にどんどん追い詰められたユエの元にランが現れる。ランは自分を責めるユエを抱き締め、「あなたは悪くない」と告げることしかできなかった。

■ユエはランの前から姿を消す

ユエの炎上をきっかけに、投資会社からゲーム「スキマの時間の彼氏」の声優交代を迫られるラン。しかし、ランはそれを拒否。ランは声優の降板を認めてしまえば、世間に流れるデマを認めることになると告げる。

また、ランは今回の炎上がユエと自分の関係を知る人物によって仕組まれている可能性を疑っていた。だからこそ、ランは投資会社を説得する道を選び、発売日までになんとかしようと奮闘することを決めていた。

一方、ユエの元には、ランの会社に投資する会社・蘭盛の社長が訪れていた。社長からランが自分のために声優交代を拒否していることを聞く。さらにこのまま拒否すれば、ランに違約金を要求すると知り、ユエはランを思い、ランの前から姿を消す覚悟を決めるのだ。

姿を消す直前ランと思い出を一つ一つ振り返るように噛みしめたり、ランとの最後の思い出作りをするようなユエのシーンに切なさが募る。また、ランにとってトラウマでもある空港から、ユエが一人で旅立つ描写に、涙が堪えることができなかった。

25時間恋愛」第15話~第17話は、互いを思い合いながらも、一緒にいることができなくなってしまったユエとラン。2人が再会する日を願わずにはいられない内容となった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部