大勢

読売ジャイアンツ高橋尚成氏が、キャンプ中に右ふくらはぎを痛め、故障班で調整中の大勢投手について語った。

 

■大勢投手が故障班に

8日に右ふくらはぎ痛を訴え一時帰京し、現在は故障班に合流している大勢投手について高橋氏は「正直ちょっと残念ですね。 キャンプが始まってすぐですから。10日もたたないうちにね。 1週間ぐらいだったのかな。自主トレができていたのかというところもある」とコメント。

続けて「あれだけのピッチャーですから、やっていたとは思うんですけど、この怪我というのはチームにとっては大きい感じかなと思います。とくに阿部監督が公言しているように、守りを固めてからのこれからだっていうところだったので。1番重要なポストのところの大勢投手が離脱するのは痛い」と語った。

 

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■6月ぐらいに出てくる?

高橋氏は「逆に早めで良かったなっていうのもあるんですよね。キャンプの初めのほうって、 6~ 7割ぐらいの程度で投げられるような状況であると思うんですよね、あれぐらいの投手だとね」と指摘。

そして「早めにボンとなったことによって、今度は気をつけながらプレーしていくので。そうなるとやっぱり怪我の対策はできてくるはずなんですよ」と持論を展開する。

大勢投手の今後には「たぶんこれで1カ月ぐらい、リハビリに入って。2~3月でこう徐々に上げてというところで。5月か6月ぐらい、ちょうど暖かくなったぐらいのときに大勢投手が出てくればいいのかなというところもある」と話した。

 

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■代わりのクローザーは?

その後話題は大勢投手が開幕に間に合わなかった場合のクローザーに。

高橋氏は「新戦力が結構入ったので、なんとも言えないですけど、まずはクローザーを決めなくちゃいけないっていうことになると、去年も経験している中川皓太かなという感じがしますね」と指摘。

そのうえで「できたらね、中川投手は8回に投げ出させたいんですよね。左のバルドナードとかケラーとかも球が強いのでね。もしかしたら先発陣がやっぱり結構豊富にいるので、そのなかから1人ブルペンに回して、それを対応しようということも、なきにしもあらずではないかと思う」と解説した。

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■「みんなでカバーできる状況」

早くもクローザーが離脱した状況だが、「今年に関しては大勢投手が離脱してもなんとかみんなでカバーできる状況、先発投手もそうだし、ブルペンもそうだし、下から上がってくる選手もそうだし。いろんなバリエーションが組めるんじゃないかなと思う」と前を向く。

その後も大勢投手離脱後の投手陣について語った高橋氏は「大勢投手の離脱はチームにとってすごく痛いし、不安な材料だと思います。まあでもね、なんとかカバーできる状況を作っていくと思うので、安心しています」と語っていた。

 

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■昨年はリリーフ陣が打ち込まれて…

昨年、大勢投手が故障で離脱したこともあり、リリーフ陣が打ち込まれ試合を落とすことが多かった巨人。同投手の復活は優勝奪回のカギという声も多かった。

大勢投手が開幕戦に間に合わない場合、高橋氏が指摘した昨年14セーブの中川投手と外国人投手、そしてドラフト1位の西舘勇陽投手、オリックス・バファローズから移籍の近藤大亮らがクローザー候補になるものとみられている。

■高橋氏が大勢投手の故障を語る

大勢の離脱を読売ジャイアンツは「カバーできる」 高橋尚成氏が独自解説