プレミアリーグ第25節が17日に行われ、バーンリーとアーセナルが対戦した。

 勝ち点「52」で3位につけているアーセナルは2024年に入ってからのリーグ戦で4連勝を記録。前節は敵地でウェストハムに6-0で大勝し、前々節リヴァプール戦に続き圧巻のパフォーマンスを披露した。今シーズン初の5連勝を目指す今節は19位バーンリーの本拠地に乗り込んでの一戦。デクラン・ライスブカヨ・サカら主力が順当に先発に名を連ねる中、日本代表DF冨安健洋はベンチメンバーから外れた。

 試合開始早々の5分にスコアが動く。アーセナルは中央を持ち上がったライスが左サイドのスペースへ展開し、抜け出したガブリエウ・マルティネッリが右足アウトサイドでマイナス方向へ低いボールを供給。ボックス手前中央でこれを収めたマルティン・ウーデゴーアが左足でゴール右下隅に突き刺し、幸先良く先制した。12分にはサカのスルーパスに抜け出したレアンドロ・トロサールが追加点のチャンスを迎えたが、シュートまで持ち込むことができず。

 早い時間でリードを奪ったアーセナルはその後もウーデゴーアマルティネッリ、サカらを起点に次々とチャンスを作る。完全に主導権を握った中で迎えた33分、ウーデゴーアがボックス内へ浮き玉パスを送り、カイ・ハフェルツ、サカと繋いでトロサールにボールが渡るも、上手くミートできず追加点とはならなかった。39分にはハフェルツのポストプレーを受けたトロサールがボックス内で倒されPKを獲得。これをサカが冷静に沈め点差を広げた。

 前半はこのまま0-2で終了。バーンリーはアーセナルの切り替えの早さに苦戦し、決定的なチャンスを作れぬままハーフタイムを迎えた。

 後半に入り47分、アーセナルはルーズボールを収めたハフェルツがウーデゴーアへと繋ぎ、ボックス内右へスルーパスが送られる。抜け出したサカが右足でニアサイド上部に豪快に突き刺しリードを3点に広げる。その後もチャンスを作り続けるアーセナル。66分にはウーデゴーアピッチ中央から左サイド前方のスペースへ展開し、走り込んだヤクブ・キヴィオルがゴール前へ折り返す。最後はトロサールが冷静にネットを揺らし、点差をさらに広げた。
 
 78分、ハフェルツがキヴィオルのスローインで相手DFの背後を取りボックス内へ侵入。対峙したDFを冷静に交わし、最後は右足でネットを揺らした。5点差としたアーセナルはその後メンバーを大幅に入れ替えつつ、主導権を握ったまま時計の針を進めていく。試合は0-5で終了し、アーセナルが今シーズン初のリーグ戦5連勝を飾った。次節は24日に行われ、バーンリーはアウェイでクリスタル・パレスと、アーセナルはホームでニューカッスルと対戦する。

【スコア】
バーンリー 0-5 アーセナル

【得点者】
0-1 5分 マルティン・ウーデゴーアアーセナル
0-2 41分 ブカヨ・サカ(PK/アーセナル
0-3 47分 ブカヨ・サカアーセナル
0-4 66分 レアンドロ・トロサール(アーセナル
0-5 78分 カイ・ハフェルツ(アーセナル

【動画】アーセナルバーンリーを圧倒! 5発完勝で5連勝
敵地で快勝のアーセナルがリーグ戦5連勝を達成! [写真]=Getty Images