ママ友に、心から喜ばれるポイントとは?
こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。
突然ですが、ママ友付き合いはうまくいっていますか? 私も小学生の子どもを育てる母として、学校やPTA、習い事などでママ友にはお世話になることがあります。
ママ友付き合いは難しいと言われることもありますが、上手に付き合うことで悩みを聞いてもらえたり、子育てのヒントまでもらえてしまう頼れる存在になることがありますから、良好に保ちたいところ。そこで考えたいのが、「プレゼント選び」です。
同じ女性同士、無意識のうちに嫉妬やマウンティングにつながってしまったり、気を遣わせてしまったりすることもあるため、プレゼントのバランスは重要です。
そこで今回は、私自身が渡して心から喜ばれた、もらって心から喜んだアイテムを6種類厳選。“渡すときに添えた一言”と共にご紹介してみたいと思います。
◆ママ友へのプレゼント選びの鉄則は「見栄をはらないこと」
これまでの私の経験上、ママ友へのプレゼント選びでもっとも重要なのは、「見栄をはらないこと」です。
見栄とは自分が素敵な生活をしているんだよという過剰アピールになりかねませんし、そのメッセージは相手にとって重く不快になる可能性があります。そして頑張りすぎてしまって自分の財布や心を痛めることにも……。
そうならないために、高価なモノやブランドモノよりも、気軽に使ってもらえるような食品や食グッズはとても有効で、私自身大きな失敗がないことを経験しています。それではどのようなアイテムが良いのか、具体的にご紹介していきましょう。
◆①普段買わないようなこだわりジャム渡すときのメッセージ→「一緒に試してみようと思って選んでみたよ」
はじめにオススメするのは、普段自分では買わないような“ちょっぴりこだわりのあるジャム”です。
ジャムは見た目もキレイで、朝ごはんに活躍するアイテム。価格は1000円前後でしょう。
最近ではフルーツが組み合わさった色鮮やかなジャムやご当地モノまで、見ているだけでワクワクするアイテムが充実しています。「私も初めて食べるんだけど、同じのを買ってみたよ」と添えれば、嫉妬を買うこともありません。
同じく朝のパン食で活躍しそうな高級バターには要注意。常温での持ち運びができないので、余計な気を遣わせてしまう可能性があります。
◆②「本格だし」を使った簡単アイテム渡すときのメッセージ→「簡単なのにおいしいよ!」
つづいては、「だし」をコンセプトに作られているアイテムです。
日本人は旨味に対する感度が高く、だしはおいしいイメージを想起しやすい食品の一つ。
例えばおいしいだしを使ったパスタソースや炊き込みご飯の素は、料理が得意ではないママにも好評です。本格的にだしを取るような面倒なものではなく、鍋やフライパンがあれば作れてしまうような使い勝手のよいものを選ぶことが重要です。
◆③ママも子どもも喜ぶパンケーキミックス渡すときのメッセージ→「今度のお休みにでも作ってあげて」
パンケーキミックスもオススメです。大切なのは、ママ友とその子どもが喜んでくれること。
バターミルクを使った商品や有名専門店のモノは興味をそそるはずです。次の休日の朝ごはんが楽しみになるようなワクワク感を引き出せれば大成功。
最近では小麦粉アレルギーのお子さん向けのグルテンフリー商品もたくさん出ていますから、選択肢が狭まることはありません。
◆④スタバの紅茶渡すときのメッセージ→「育児のリフレッシュに飲んでね」
ブランドモノを選ぶなら、スターバックスは安心です。しかも選ぶのはコーヒーではなく紅茶の方が喜ばれることが多いのです。
理由はコーヒーを飲まない人は意外といること、ティーバッグタイプの紅茶であればいれるのも簡単だから。
スタバマニアの立場としては、“コーヒー以外のいつもとちょっぴり違う飲み物”としてフルーティーな「ユースベリー」がオススメです。
◆⑤白湯作りに便利な保温・保冷ボトル渡すときのメッセージ→「最近流行ってる白湯専用に使って!」
最近喜ばれたのが、真空断熱構造のコンパクトなおしゃれボトル。流行っている白湯作りに便利な保温容器として最適です。
お茶やコーヒーのにおいを感じずに、白湯専用として使ってもらえることがツボトレンドをふまえたおしゃれなプレゼントになること間違いありません(※商品は白湯専用のボトルではありません)。
白湯の作り方はカンタン。前日寝る前に沸騰したお湯をボトルに注いでおくだけ。翌朝に最適温度で飲むことができます。
まだまだ冷え込む毎日が続きますから、相手の心身を気遣う温活アイテムとして気持ちが伝わる贈り物になること間違いありません。
◆⑥包丁いらずのキッチンばさみ渡すときのメッセージ→「使ってみて! 便利だよ!」
育児の大変さを無理なく共感し合えることは、ママ友のありがたみのひとつでしょう。その大変さを少しでも軽減してくれるような、時短料理を応援してくれるキッチングッズは喜ばれます。
ポイントは、毎日活躍するような定番アイテムであり、収納ストレスを感じないこと。
キッチングッズはこれまでいろいろ試しましたが、包丁やまな板を使わずにサクサク切れる“カーブ型のはさみ”が現状のベスト。
私自身も愛用していますが、一度使うと感動する実感があります。実体験を添えてプレゼントしたい人には、自信を持ってオススメできる名品です。
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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