アメリカ英語とイギリス英語があるように、同じ英語圏でもアメリカとイギリスでは文化も習慣も異なる。
現在イギリスに住むアメリカ人のTikTokユーザーが、アメリカとイギリスのスーパーマーケットの違いを指摘したところ、イギリスとアメリカのユーザー両方から反応があったようだ。
【画像】 在英アメリカ人がスーパーマーケットのシステムの違いを解説
アメリカやイギリスのスーパーマーケットは、大型店ともなると言葉通りその大きさはショッピングセンター並みだ。
毎回そこに買い物に行く顧客は問題ないが、行き慣れない大型スーパーチェーンにふらりと立ち寄った場合は、品数が豊富でレーンが多いためどこに求めるものあるのか探すだけでも一苦労だ。
アメリカからイギリス・ロンドンに引っ越したTikTokユーザーのジェフさんは、母国アメリカとは異なるイギリスのいろいろなことを紹介している。
最新の動画の1つでは、イギリスの大手スーパーチェーンの1つ「セインズベリーズ」に行き、アメリカ人を混乱させるイギリスのスーパーマーケット事情を紹介した。
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1.イギリスでは卵が常温で売られている
ジェフさんが最初に指摘したのは、イギリスのスーパーでは卵を冷蔵庫ではなく棚に陳列することだった。
イギリスでは、20数年前は生卵を食べることはできなかった。サルモネラ菌が含まれている可能性があったからだ。
だが近年では、卵に赤のインクで印刷された英国食品基準庁の「ライオン・マーク」がある限り、サルモネラ菌の予防がなされた卵であることが証明されていて、火が通っていない卵でも口にすることが可能になった。
イギリスの卵が常温で販売されている理由は、日本と同じで気温差が生じるのと結露による傷みで細菌が発生するのを防ぐためだ。
というわけでアメリカの卵は生食に適さないので、逆にイギリス人や日本人は、生で食べないよう気を付けたほうがいい。
2.食べ物の違い
ジェフさんはアメリカで売られてないイギリスのスイーツなども別の動画でシェアしているが、ポテトチップスにローストチキン味があることに驚いたようだ。
また、2リットルサイズのボトルに入った透明のレモネードもアメリカとは違うことをシェアした。
さらには「ミールディール」にジェフさんは困惑した。
ミールディールは、例えばサンドイッチと飲み物とフルーツを買うとセット料金になり、単品で買うよりも少し安くなる。
ミールディールコーナーがあるのはイギリスのスーパーでは定番だが、アメリカにはないようで、ジェフさん同様TikTokのコメント欄には困惑したアメリカ人ユーザーの声が集まった。
3.イギリスではレジ係が座って接客する
しかし、ジェフさんが最も困惑したのは、イギリスのスーパーではレジ係が座って接客をしていることだった。
ジェフさんによると、アメリカのスーパーではレジ係は立っているという。日本もレジ係は立っている。
座って接客するスタッフを見て「度肝を抜かれた」と口にするジェフさんに、TikTokでは「単純な基本的権利だ」というイギリス人ユーザーからの声が相次いだ。
ところ変われば…という言葉があるように、スーパー1つでもイギリス事情はアメリカとは大きく異なる。
ジェフさんは他にも、アメリカにはないイギリスのスィーツなど興味深い動画をシェアしている。
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References:American living in UK baffled by supermarket checkout habit that doesn't exist in the US/ written by Scarlet / edited by parumo
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