セビージャチュニジア代表MFハンニバル・メイブリ(21)を買い取らない意向のようだ。イギリス『TEAMtalk』が報じた。

2021年5月にマンチェスター・ユナイテッドでファーストチームデビューを飾ったハンニバルバーミンガム・シティでの武者修行を経て、今シーズンからユナイテッドに戻ったが、1月にはさらなる出場機会を求め、セビージャへの買い取りオプション付きレンタルが実現した。

そんなハンニバル1月21日ラ・リーガ第21節ジローナ戦で新天地デビューを果たしたが、その4日後に行われたコパ・デル・レイのアトレティコ・マドリー戦ではメンバー外に。キケ・サンチェス・フローレス監督は「彼と話し、ジローナ戦での彼の最初のプレーを見た後、我々は彼がどこにいるのか、このクラブがどんな場所なのか、どういったプレーが望まれているのかを理解してもらうために必要な時間を与えた」と説明していた。

その後の2試合では終盤から起用されているハンニバルだが、現地メディア関係者の間では1800万ユーロ(約29億1000万円)の買い取りオプションが夏に行使される可能性は低いとみられている模様。セビージャは2020年夏に元スペイン代表FWスソを2100万ユーロ(約34億円)で買い取って以来、1800万ユーロ以上の大金を投じていないという。

今シーズンのセビージャは現在、リーガで14位と昨シーズンに続いて苦戦中。残留確実もいえない状況にあり、戦力になりきれない若手を高額で買い取る余裕はなさそうだ。

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