マランダーを見てくれているお友達ならご存じかと思うが、トルコは猫にやさしい国として知られている。食べ物屋さんの店先でも、猫たちにお裾分けする光景は珍しくないみたいだ。
今日はそんなトルコのイスタンブールから、人気のカリスマピラフ屋さんの、地域猫への神対応をご覧いただこう。
Kindness And Compassion ❤️
ここはトルコのイスタンブールの繁華街にある、ピラフ専門のレストラン。ほっかほかのライスとヒヨコ豆がてんこ盛りのショーケースのガラスの向こうから、小さな頭が覗いているよ。
ガラスの向こうにいたのは1匹の猫。その視線は、チキンを細かくむしるシェフの手元にくぎ付けだ。
美味しそう! 食べたいニャあ…。
そう言うと思ったよ!と、オーナーのネディム・シャヒンさんは、猫のために特別席を用意。自ら給仕を買って出て、猫に思う存分食べさせてあげていたよ。猫フレンドリーなイスタンブールならではの光景だね。
ネディムさんは店の前に集まって来る猫たちに、チキンのお裾分けをしているらしい。中でもこの猫はどうやらお馴染みさんのようで、お店のYouTubeチャンネルやInstagramにはちょくちょく登場しているようだ。
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このお店はBARUTHANE PİLAVCISI、つまり「バルタネ通りのピラフ屋さん」という名前のお店で、ヒヨコ豆とご飯を混ぜた、伝統的なオスマン風のピラフを提供している人気店だ。
時にパフォーマンスつきで提供される美味しい料理と、オスマン帝国をほうふつとさせるカイゼル髭で一躍有名になったお店なんだけど、トルコ大地震の際はネディムさんが真っ先に被災地の支援に駆けつけたり、お店の売り上げをすべて寄付したりと、社会貢献も忘れていない。
ちなみに料理は、お皿に盛ったピラフにお肉や野菜をお好みでたっぷり盛り付けるスタイル。イスタンブールへ行く機会があったら、ぜひ立ち寄ってみてはどうだろうか。
written by ruichan
※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。
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