プレミアリーグ第25節が18日に行われ、ルートン・タウンとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。

 2024年に入ってからのリーグ戦で3勝1分と好調を維持している6位マンチェスター・ユナイテッド。前節はスコット・マクトミネイが終盤に挙げたゴールが決勝点となり、敵地でアストン・ヴィラを下して今シーズン2度目の3連勝を飾った。今節の相手は17位ルートン・タウン。昇格初年度のトップリーグで下位に低迷しているが、本拠地『ケニルワース・ロード』ではリヴァプールアーセナルと接戦を演じ、ブライトンに4-0で快勝するなど奮闘している。

 開始から40秒足らずでマンチェスター・ユナイテッドが先制に成功。カゼミーロのクリアボールが敵陣内に落ちると、相手DFのミスを見逃さなかったラスムス・ホイルンドがボックス内へ持ち込み、GKトーマス・カミンスキを交わしてネットを揺らす。ホイルンドのリーグ戦6試合連続となるゴールでリードを奪うと、7分にはCKのこぼれ球をアレハンドロガルナチョがボックス手前からシュートを放つ。ゴール前のホイルンドが胸でコースを変え2点目を奪った。

 ルートン・タウンの反撃は13分、ボックス内で左からのクロスを収めたタヒス・チョンが反転からシュートを放つ。これはDFのブロックに阻まれるも、ゴール前に浮いたボールをカールトン・モリスが頭で押し込み1点を返す。その後の試合はやや落ち着いた展開に。マンチェスター・ユナイテッドがなかなかゴールに迫れぬ中、ルートン・タウンは前線でのボール奪取からチャンスを創出。36分にはモリスが際どいシュートを放つも、惜しくも枠の右へ外れた。

 その後は両チームがゴール前に迫るシーンを作るも、互いにネットを揺らすことはできず。前半はこのまま1-2で終了した。

 後半の序盤はルートン・タウンが主導権を握り、両サイドからの鋭い攻撃を起点にゴール前に迫っていく。やや劣勢のマンチェスター・ユナイテッドは57分にカウンターからチャンス。マーカス・ラッシュフォードが右から持ち込みフィニッシュに持ち込むもGKカミンスキがセーブ。60分にはホイルンド、ガルナチョと繋ぎ、DFラインの背後へ抜け出したブルーノ・フェルナンデスがGKカミンスキを交わしてシュートを放ったが、アルベール・サンビ・ロコンガが素晴らしいブロックを見せた。

 マンチェスター・ユナイテッドはその後もガルナチョが2度に渡ってチャンスを迎えるも、いずれもルートン・タウン守備陣の体を張ったブロックに阻まれ追加点ならず。78分にはラッシュフォードのパスで右のポケットを取ったガルナチョが中央へゴール前へ折り返しホイルンドがフィニッシュに持ち込んだが、GKカミンスキのセーブに阻まれた。

 その後は両チームともにゴール前に迫るシーンを作ったが、スコアボードを動かすまでには至らず。ルートン・タウンは90+4分に左CKからロス・バークリーがヘディングシュートを放つも、惜しくもクロスバーを直撃した。試合はこのまま1-2で終了し、マンチェスター・ユナイテッドリーグ戦4連勝を飾った。次節、ルートン・タウンは21日にアウェイでリヴァプールと、マンチェスター・ユナイテッドは24日にホームでフルアムと対戦する。

【スコア】
ルートン・タウン 1-2 マンチェスター・ユナイテッド

【得点者】
0-1 1分 ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド
0-2 7分 ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド
1-2 13分 カールトン・モリス(ルートン・タウン)

【動画】ホイルンドが7分間で2ゴール! マンUが敵地でルートン撃破
マンUがホイルンドの2ゴールでルートン・タウン撃破! [写真]=Getty Images