ヘンリー王子が父・チャールズ国王に会うため英国に帰国した際、バッキンガム宮殿が長時間にわたる対面を阻止したという話題が浮上した。ある情報筋によると、王子はサンドリンガムに数日間滞在し、国王と一緒に過ごすことを望んでいたという。これに対し宮殿側は、王子を追い出せないことを恐れたため、クラレンス・ハウスで短時間の再会をするように指示したそうだ。

チャールズ国王ががんと診断されたことを受けヘンリー王子は急遽移住先の米カリフォルニア州から帰国するも、24時間後に米国にとんぼ返りした。

王子はバッキンガム宮殿の発表後に米ロサンゼルス国際空港から民間機に乗り、およそ11時間のフライトを経て、現地時間6日に英ロンドンヒースロー空港に到着。国王の自宅であるロンドンのクラレンス・ハウスへと直行し、親子の再会を果たした

しかし、この45分後にはチャールズ国王カミラ王妃が車両に乗って自宅を後にすると、バッキンガム宮殿からヘリコプターに乗り、英ノーフォーク州のサンドリンガムにある別宅に移動した。そのため親子が向き合って会話をしたのは、わずか30分ほどだった。

この日、王子はロンドンの高級ホテルで一夜を過ごした後、翌日午後にはヒースロー空港で米国への帰路についた。

英メディア『The Sun』が現地時間17日に報じたところによると、英国に帰国した際のヘンリー王子の行動は、すべてバッキンガム宮殿からの指示によるものだったという。

ある情報筋によると、王子は当初、サンドリンガムに数日間滞在して国王と一緒に過ごすことを望んでいた。しかし現地に着くと、クラレンス・ハウスで短時間の対面をすることや、自分で宿泊するホテルを探すように指示されたそうだ。

この情報筋は同メディアの取材に応じ、「ヘンリーはサンドリンガムに行くつもりで、父親に会いに来ました。しかし彼は、代わりにクラレンス・ハウスに行くように指示され、滞在は30分に制限されたのです」と明かした。

そして、宮殿側がこのような指示をした理由について、「彼がサンドリンガムに行けば、決して彼を追い出せないという恐れがあったからです」と説明した。

ヘンリー王子は現地時間13日から「インヴィクタス・ゲーム 2025」のプロモーションのため、メーガン妃とともにカナダバンクーバーとウィスラーを訪問していた。

現地では王子が米ABCの朝の情報番組『Good Morning America』のインタビューに応じ、チャールズ国王と再会した時について、初めて口を開いた。

当時を振り返った王子は、「飛行機に飛び乗り、できる限り早く会いに行った」と言うと、「僕は家族を愛している。飛行機に乗り、彼に会いに行けたことや、少しでも一緒に過ごせたことに感謝しているよ」と父への愛を述べていた。

画像2枚目は『Good Morning America Instagram「#PrinceHarry and Duchess Meghan hit the slopes with @willreeve_ to celebrate a new chapter for the #InvictusGames!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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