HIPHOPアーティストのBAD HOPによる「BAD HOP 1000万1週間生活」の最終話が、ABEMA SPECIALチャンネルにて2月17日に放送された。

【写真】BAD HOPへの愛と感謝の気持ちを口にする、おもてなしツアーに参加したファン

本番組は、2月の東京ドームでのライブをもって解散するHIPHOPアーティストのBAD HOPに「1000万円を渡し、共同生活をさせたら、彼らはどのような1週間を過ごすのか?」というコンセプトのもと、放送作家の鈴木おさむが企画・演出を手がけ、大金を手に入れた彼らの様子に密着する。

メンバーはその1000万を使い、人生初の合コン、海外カジノ、スカイダイビングをはじめ、お世話になった地元・神奈川県川崎市への恩返しとして、通っていた保育園へ足を運んで子どもとふれあったり、ファンに向けた特別イベントを開催したりするなど、豪快にお金を使っていく。ハプニングあり、けんかあり……そんな予測不能の共同生活のなか、幼少期のエピソードやBAD HOP結成秘話、地元への熱い思い、迫りくる解散とその後への思いが、メンバー8名の口から語られる。

最終話では

2月17日放送の最終話では、クルーズ船を貸し切り、これまでグループを支え続けてくれたファンへのおもてなしツアーを行うことになったメンバー一同は、ビンゴ大会で私物のプレゼントコーナーを設けたり、ファンからの質問に答えたりとグループ解散前に特別な時間を過ごす。

参加したファンは「今までこれだけ好きになったアーティストはいない、青春の1ページ」「(BAD HOPは)人生のすべてです」とカメラの前でBAD HOPへの愛と感謝の気持ちを口にする。

■韓国カジノから帰国したT-Pablow

その後、鈴木から100万円を借りて、韓国カジノをリベンジしたT-Pablowが満を持して帰国し、韓国カジノの勝敗が明かされる。T-Pablowは、韓国へ旅立ってからカジノに熱中しており、連絡が取れなかったため、メンバーはカジノでの結果を知らず、いったいどのような結果になったのか、期待と不安の面持ちで見守る。そこでT-Pablowがさし出したのは、72,000ウォンで、日本円で約7,200円という結果に思わずBenjazzyも目を見開き、驚き「7,200円!? え!?」とツッコむ。

またしても大負けしてしまったのか……、と不穏な空気がただようなか、T-Pablowは不敵な笑みを浮かべ、何やら「証明書」と口にし、メンバーに紙を1枚、さし出す。その瞬間、T-Pablowの手には大量の札束があふれ、「お前すげえな! マジ!?」「それはすごい」とメンバーが次々に興奮して口にし、T-Pablowから今回、カジノで勝った金額が明かされると、メンバーは思わず拍手をし、カジノでの勝利をたたえていた。

■川崎へ最後の恩返し

その後、BAD HOPから神奈川・川崎へ最後の恩返し、地元の公園で念願のイベント「Home Steal」の開催当日を迎える。同世代のラッパーやBAD HOPがあこがれる人気ラッパーも駆けつけ、会場のボルテージは最高潮になる。

また、会場にはファンだけでなく、本番組に登場した保育園の先生や、フリースタイルバトルを行った地元の中学生、川崎市長も応援に駆けつける。

YZERRは、メンバーについて「勉強をしてきていないし、修学旅行も行ったことがないので、僕たちにとっての青春はBAD HOPでしかないんですよ」「本当はちゃんと働かないといけない歳だったのにもかかわらず、音楽というものを選択して、(その理由は)俺たちは一緒にいたかったからだなと思っていて」「ひとりひとりやりたいことをしっかりやって、生きていってほしいなって、BAD HOPを聴いて、それを目指してほしいなって思っています」と自身の過去をふり返りつつ、ファンへの純粋な願いを語った。

イベントの最後には、満を持してBAD HOPのメンバーがステージに登場し、自身の楽曲を披露し、ファンを沸かせていた。

■最後に

最後に、1週間の共同生活を終えたメンバーは、鈴木を呼び出す。YZERRが、不安そうに「ちゃんとした番組になりそうですか?」と問うと、鈴木は「めちゃくちゃおもしろい番組になると思います」と即答する。

その上で、「僕、SMAPと20年間、仕事をしていたんですけど、彼らと番組を作る時に、“奇跡のよすが”を作っていたんですよ」「今回はそんなことを期待して作ったら、たくさん奇跡が起きて、自分の新作バラエティとしては最後の作品になるんですけど、本当にうれしいです」と語り、メンバーは感謝の気持ちを込めて、最後に鈴木にロレックスの時計を渡し、みごと「BAD HOP1週間1000万円生活」は幕を閉じた。

最終話が放送されたBAD HOPによる「BAD HOP 1000万1週間生活」/(C)AbemaTV,Inc.