大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。ついにお客様から「少し痩せなさい」と叱られてしまいました。華原朋美に似ているらしいです。今の？それとも昔の？と気になってしまって胸がドキドキしています。筋トレと有酸素運動を頑張ります。食事制限？大嫌いです。
その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信しています。
◆なぜかガールフレンドが途切れない男性の秘密
キャバ嬢になったのが22歳の頃で、現在は35歳。夜のお店で数々の男性を接客させていただいて、気が付いたことがあります。それは必ずしも「お金持ちだけがモテるわけではない」ということです。もちろん、お金をたくさん使えることに越したことはないですが、モテ要素はそこだけではない。
そこで今回は、銀座で毎日おじさんを観察しているホステスが考察した「モテる男性の特徴5選」について解説してみたいと思います。
夜のお店を利用する方も、そうでない方もぜひ参考にしてみてください。
◆①姉あり長男
お姉さんのいる長男はモテます。実際に、ホステスさんとお付き合いしているお客様に兄弟構成を尋ねてみると、お姉さんありの長男であることが多々ありました。
うちの上の弟も姉あり長男なわけですが、よくモテます。私なりの分析なのですが、
姉あり長男はまず、①女性の理不尽さに耐性がある。姉の話をちょっと遮っただけで小突かれ泣かされてきた彼らは、「女ってそういう生き物だもんな」と受け流す習慣ができているので、無駄な衝突がありません。我々のオチも意味もない話を最後まで聞かされることにも慣れています。
また、姉あり長男は、②女性に対して過度な期待がない。よそ行きの顔じゃない姉の姿を日常的に見てきた彼らは、すっぴんや毛穴やオナラごときではビクともしません。そういった態度は我々の目には大らかにも、思いやりがあるようにも映ります。
そして、姉あり長男は、③女性に対して物おじしない。幼少期から姉や、姉が引き連れてくる女児らとおままごとなどして育った彼らは、最後まできちんと彼女たちの目を見て話を聞くし、距離の縮め方も上手です。以上が私なりの分析です。
姉ありの次男はどうか？ 姉と兄の寵愛を一身に受けすぎていて、若干頼りないというのが私の下の弟を見ていて感じた印象です。皆さんのお家ではいかがでしょうか。
◆②妻帯者
既婚男性はよくモテます。それは一部の女性は不倫とか火遊びが好きだから、なのかもしれませんが、要因はそれだけではない気がします。
一部の女性は不倫とか火遊びが好きだから、というよりはおそらく、ある程度まとまった期間同じ女性と関係を築ける、そして関係を進展させられる男性ってすごく“まとも”なんだと思います。だから私たちって既婚者が好きなんじゃないでしょうか。
もちろん独身男性の全てが変人だとは言いません。それぞれにご事情やポリシーがあるはずです。けれど、不倫や火遊びをするチクチク感を差し置いても、やんごとなき事情やポリシーのない男性の方が一緒にいて安らぐと我々は感じるものなんでしょうね。
◆③清潔感がある
お店でも人気NO.1の超美人や、いかにも手ごわそうなママのハートを見事に射抜いている男性は、もちろんハンサムで素敵な方ばかりですが、それ以上に清潔感があります。
某書店のレジバイトをしていた頃、同僚には「風呂入ってくれたらなあ」「髪切ってくれたらなあ」と言いたくなる残念イケメンがまあまあいました。言われたところで彼らは頑なに風呂には入らないし、髪は切らないのだろうけれど。
お相手に不快感を与えないように心がける。これはコミュニケーションの基本です。歯がない、爪が伸びているなんて言語道断。仲良くなる気がないんだ、と判断されてそれ以上は関係が進展しません。
そして見逃しがちなのが口臭です。口内が乾いている方はお口が超臭い。コーヒーやお茶ではなくお水を飲みましょう。
◆④日常会話ができる
日常会話のできる男性はモテます。え！そんなことでいいの？と拍子抜けしているそこのアナタ。ちゃんと日常会話できていますか？
会話にミッションを求めてしまう男性が多いように感じます。しかし問題を解決する、相手を論破することだけが会話のミッションじゃありません。ほとんどの女性は皆さんにアドバイスを求めていないし、ファイティングポーズでおしゃべりに挑んでいるわけではありません。
オチも意味もない会話を楽しめるようにならないと女とは仲良くなれません。
とはいえ、仕事中の我々は教えたがりおじさんや、けんか腰おじさんにも「さすがです」「知らなかった！」と驚いて見せるわけです。こうして日常会話のできない男性を量産しているかもしれないと思うと心苦しいです。
◆⑤余計なひと言を絶対に言わない
最後に。余計なひと言を言わない男性はモテます。
例えば、整形をした女性に「前の顔の方が良かったのに」とコメントしたり、姪っ子を可愛がっていると話す女性を「自分もそろそろ焦った方が良くない？子種なら提供します」とからかってみたり。
もちろんご指摘やご指導をいただけるのはとてもありがたいことなのですが、それは関係が深まってから。関係が深まっていない段階で「〜した方が良い」と口を挟むと、口うるさい人と認定されかねません。余計なお世話です、と右から左に聞き流されるだけ。
関係が深まる前の段階でお相手にネガティブな印象を与えるのは得策ではありません。
モテたい男性は、ポジティブなアイテムをプラスしていくことより、ネガティブな要素を徹底的になくしていくことを優先しましょう。言いたいことを言うより、お相手が言われたくないであろうことを絶対に言わない男性の方がモテます。
好き嫌いの話や、センシティブな内容の話をするような段階なのか。客観的にご自身とお相手を観察できている男性は距離の詰め方を間違えません。
◆やっぱりお金を稼ぐのが近道かもしれない
今回は、銀座で毎日おじさんを観察しているホステスが考察した「モテる男性の特徴5選」について解説しました。姉あり長男で妻帯者で、清潔感があり、日常会話を楽しむスキルと余計なひと言を付け足さないスマートさを持ち合わせていること。これがモテる男性の特徴です。ぜひ参考にしてみてください。
気をつけなくちゃいけないことが多すぎてハードルが高いと感じたら、ひとまずお金を稼いでみるのが一番良いかもしれません。お金が嫌いな女の子はいませんから。
東京都中央区銀座からエールを送ります。
＜文／みずえちゃん＞
【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X（旧Twitter）：@mizuechan1989
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