株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、15歳以下の子どもを持つ25歳~44歳の女性2,299名に子どものおしゃれや身だしなみについて調査を行いましたので以下にまとめます。この調査は、子ども用のトイレタリー品や化粧品を開発し提供している当社が、子どものおしゃれ・身だしなみへの関心と子どもの成長や自立との関連について知るために行った調査の一部をまとめたもので、入園や卒園・新入学など、子供の成長のきっかけとなる春に向けての情報として発信するものです。(実施期間:2023年12月29日~2024年1月29日 調査方法:インターネットによる自社調査 )

調査トピックス】
1.おしゃれ・身だしなみに興味がある子どもは半数以上。

「とても興味がある」最も多いのは、6歳~8歳の女児。

おしゃれへの意識、0歳~2歳は男女に差がない。女児のおしゃれへの目覚めは3歳~5歳。

2.子どものおしゃれ・身だしなみへの関心、「洋服」・「髪型」・「小物」の順。

男児は、9歳以上で最も興味があるのは「洋服」を抜いて「髪型」に。

成長とともに興味が増えて行くのは、男児女児ともに「髪型」のみ。

3. 男児の方が幼い時から自分が使用するシャンプー・ボディソープを自分で選んでいる。

子どもが自分で選んでいるトイレタリー品は、ボディソープよりもシャンプーが多い。

4. 子どものシャンプー選びのこだわりは、「泡立ちが良い」・「洗い流しやすい」・「髪がサラサラする」の順。

自分で選び始めるのは3歳~5歳。大事なこだわりは、「洗い流しやすい」・「目にしみない」・「好きなキャラクター」。

5. 自分でシャンプーを選んでいる子どもは、ひとりでシャンプーが出来る割合が高い。

6歳以上で、男女ともに9割以上の子どもがひとりでシャンプーができている。

【調査結果】

1.おしゃれや身だしなみに興味がある子どもは半数以上。女児のおしゃれへの目覚めは3歳~6歳。

全国の25歳~44歳で15歳以下の子どもを持つ女性2,299名に、自身の子どものおしゃれや身だしなみへの興味について聞きました。おしゃれや身だしなみについて「とても興味がある」19.5%「まあまあ興味がある」34.7%で、合わせると54.2%と半数以上の子どもが興味があると母親は感じています。

 性別で見てみると、男児は42.4%が興味があり、女児は66.1%です。これを年齢と性別で見てみると、「とても興味がある」のは0歳~2歳の男児で12.5%、女児で11.7%と男児の方が女児を上回っています。「まあまあ興味がある」を合わせた割合でも、男児で31.6%、女児で37.3%と0歳~2歳の段階では男女で大きな差はありません。これが3歳~5歳になると、男児で42.4%、女児で78.7%となり大きな開きが生まれます。女児のおしゃれへの目覚めは3~5歳だと言えるのかもしれません。男児は「とても興味がある」は0歳~15歳を通じて大体10%台の前半ですが、「まあまあ興味がある」で見てみると3歳~5歳で大きく増えることがわかります。女児よりも少ない割合ですが、自意識や他人からの見え方が気になり始めるのが、男女ともに3歳~6歳だと考えられます。女児は、「とても興味がある」が3歳~5歳で31.4%と急激に増えた後は大きく伸びることはなく3割程度で落ち着きます。「まあまあ興味がある」で見てみると3歳~5歳で47.3%と急激に増え、それ以降は成長とともに微減していく傾向が読み取れました。



2.子どものおしゃれ・身だしなみへの関心、「洋服」・「髪型」・「小物」の順。

 自身の子どもがおしゃれや身だしなみに興味があると答えた女性1,759名に、子どもが興味があるものを選んでもらいました。(複数選択のため、合計が100%にはなりません。)全体では、「洋服・靴」・「髪型」・「鞄や帽子などの小物」の順で選ばれています。
これを子どもの年齢性別で見てみました。男児では1位の「洋服・靴」は0歳~2歳で36.8%で、その後あまり変化しません。2位の「髪型」は0歳~2歳で17.3%ですが、成長とともに興味があると答えた割合が増えて行きます。9歳を超えると、それまで1位だった「洋服・靴」を抜いて「髪型」が1位となります。また、個別に確認すると「メイク」・「ネイル」・「スキンケア」などは、5歳程度までは子ども自身の興味というよりも母親が使用しているものへの興味があるようで、子ども自身が使用するものとしての興味は6歳~8歳程度で自覚し始める傾向があるようです。女児で見てみると0歳~2歳では、男児との差は少なく、「アクセサリー」が若干多いものの、それ以外はほぼ同程度、または男児よりも低いことがわかります。「スキンケア」・「日焼け対策」・「香り」など多くのアイテムで男児の興味よりも女児の方が低いことがわかりました。1位の「洋服・靴」で見てみると0歳~2歳で36.8%で男児と同率、その後3歳~5歳で63.9%と飛躍的に割合が増え、6歳~8歳では54.6%になりますが、9歳以上では6割を超えています。2位の「髪型」は0歳~2歳で21.9%。3歳~5歳で男児よりも割合を大きく増やし、47.5%とほぼ半数になります。女児は3歳~5歳で「メイク」・「ネイル」・「香り」など興味があるものがぐっと増えることがわかりました。男児は「髪型」への興味が成長とともに増えます。男児の髪型以外のアイテムへの興味は比較的なだらかな変化ですが、女児は3歳~5歳で興味の対象がぐんと増えることがわかりました。また、興味の対象について、男児は特に増えて行くということは見られませんが、女児はどんどん増えて行く傾向が見られ、12歳~15歳でも興味の対象が増えていることがわかります。男児女児ともに成長とともに増える興味の対象は「髪型」だけだということがわかりました。

3.男児の方が幼い時から自分のシャンプー・ボディソープを自分で選んでいる。

 子どもが使用するトイレタリー品について、購入の際に選んでいる人は誰か聞いてみました。シャンプー・リンスインシャンプー・コンディショナー(リンス・トリートメントを含む)・ボディソープについて最も多いのは母親ですが、次に選んでいるのが多いのは子ども本人です。子どもが使用しているアイテムとして最も多いのはボディソープですが、自分で選んでいる割合が最も多いのはシャンプーです。

 年齢性別で見てみると、男児は0歳~2歳の段階でボディソープ16.5%、シャンプーでも12.8%が自分自身で選んでいます。これに対して女児は、ボディソープ6.5%、シャンプーも6.5%です。ボディソープに関しては、男児では全ての年齢で1割以上が自分で選んでいますが、女児は3歳~5歳と12歳~15歳しか1割を超えていません。シャンプーについて見てみると、男児は9歳~11歳のみ7.8%で1割を下回っていますが、それ以外はすべて1割を超えているのに対して、女児は3歳~5歳と12歳~15歳しか1割を超えていません。当社の過去の調査では、(2023年1月27日発行 リリースタイトル:「パパが娘と一緒にお風呂に入るのは1歳がピーク」 調査対象 n=1,522)男児の方がひとりでシャンプーが出来ようになるのが早いことがわかっているため、「ひとりでシャンプー」ができることは、自分で使うアイテムを自ら選ぶ行動と繋がっているのではないかと推察できます。また、割合が少ないものの11歳以下の男児については父親が選ぶ割合も1割以上で女児を超えています。

4.子どものシャンプー選びのこだわり「泡立ちが良い」・「洗い流しやすい」・「髪がサラサラする」の順。

 自分が使うシャンプーを子ども自身が選んでいると答えた母親180名に、子どものシャンプー選びのこだわりについて聞きました。年齢性別で見るとnが少なくなるため参考値ではありますが、全体では「泡立ちが良い」、「髪がサラサラする」、「洗い流しやすい」という順になりました。男児は、3歳~5歳と6歳~8歳で選んでいる項目が多くこだわりも強いことが伺えます。3歳~5歳で見てみると1位は「洗い流しやすさ」48.6%で、2位が「好きなキャラクター」42.9%、3位が「目にしみない」40.0%で子どもらしいこだわりがあるようです。「目にしみない」は、6歳~8歳でも40.0%で男児にとって重要な選択肢であるように見受けられます。また、男児でも「髪がサラサラする」を選んでいる割合は高く、成長するほどに割合が増える傾向です。女児は、6歳~8歳でこだわりとして選んでいる項目がぐっと増える傾向がわかります。女児にとっては、「髪がサラサラする」は男児よりも大事だと考えているようで、6歳~8歳では77.8%に上ります。女児は3歳~5歳の段階では男児よりもこだわりとして選んでいる項目が少なく、1位の「髪がサラサラする」30.6%に続くのは「目にしみない」「好きなキャラクター」でともに27.8%でした。nが少ないものの、3歳~5歳で自分のシャンプーを選ぶこともが増えていることがわかりました。「目にしみない」は、男女ともに9歳以上になると選ばれていませんが、その年齢になると上手に目を閉じて洗えるようになることが想像でき、子どもの成長の証しであるのではないかと考えます。

5.自分でシャンプーを選んでいる子どもは、自分でシャンプー出来る割合が高い。

 自分で使うシャンプーを自分で選んでいる子どもが、ひとりでシャンプーができるか否か聞きました。全体では、シャンプーができるのが74.6%で、できないのが23.9%でした。その結果を過去の当社が実施した調査(実施期間:2022年11月~12月 2023年1月20日発行 リリースタイトル:「パパが娘と一緒にお風呂に入るのは、1歳がピーク」)と比較してみました。(次頁に資料添付しています。)過去に行った調査は、シャンプーを自分で選んでいるいないに関わらず、子ども全体でまとめたものです。子ども全体の「髪も身体も洗える」と「髪のみ洗える」を合わせた割合で比較してみました。2歳の段階で男児は11.4%、女児は19.6%で男児女児ともに自分で選んでいる子どもの方が10ポイント程度も自分でシャンプーができる割合が多いようです。5歳で比較すると全体では男児40.9%、女児54%ですが、シャンプーを自分で選んでいる子どもは、男児74.3%、女児52.8%で女児は全体とあまり変わりませんが、男児では10ポイント以上も自分で洗える割合が高いです。6歳を超えると男児も女児も自分で洗える割合がほぼ100%になりますが、全体では、6歳~8歳で7割程度、9歳~11歳でも8割程度にとどまりました。

【全体を通した考察】
子どもにとって、おしゃれや身だしなみに興味が出てくるのは成長の証しであると考えます。なかでも髪型への興味と、シャンプーを自分で選ぶ行動の割合がリンクしていることは興味深い結果でした。おしゃれに関して、男女の意識の差が生まれ始めるのが3歳~5歳で、その年齢あたりから、自分でシャンプーを選ぶ子どもが増えることもリンクしていました。
シャンプーを自分で選んでいる子どもの方がそうでない子どもに比べて、圧倒的に自分でシャンプーができる割合が高いことからも、自分が使うものを自分で選ぶということも、興味関心が行動に繋がり、行動が成長に繋がることがわかりました。
シャンプーは、使う年齢によって必要な項目が変化していきますが、当社では子どもが初めて出会うシャンプーが、その子どもにとって、使い易いものであることや、シャンプーそのものを好きになってもらえるきっかけを作ること、シャンプーを選ぶワクワク感や、シャンプーが自分ひとりで出来ることで生まれる自信を提供していくことで、子どもの成長を応援したいと考えます。

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