ベントレー「コンチネンタルGT」がドイツとスイスでベストカーに! 発売から6年経ったいま2冠を達成した理由を解説します

ベントレー「コンチネンタルGT」、欧州2大市場で2冠達成

ベントレーの「コンチネンタルGT」は、ドイツスイスの欧州2つの主要マーケットでそれぞれベストカー賞という重要な賞を受賞し、2024年のスタートを切りました。このベントレーを代表するグランドツアラーが2つの賞を読者投票によって受賞したことは、ベントレーの欧州での根強い人気ぶりを反映しているのではないでしょうか。

読者投票でベストカーに選出された

ドイツを代表する自動車誌である『アウト モトール ウント シュポルト』によるベストカーの選出は今年で48回目を迎える。今回は9万2000人以上の読者が投票を行い、過去最高の455台のノミネート車の中から13カテゴリーのベストカーが選出され、コンチネンタルGTは激しい競争の中から、栄誉ある高級輸入車部門のベストカーに選ばれた。

スイスの『アウトイラストリエテ』誌も同様の読者投票を行い、13カテゴリー、422台のノミネート車の中からベストカーが選出され、コンチネンタルGTが初の高級車クラスの賞を受賞した。

コンチネンタルGTは2003年の発売当初、4シーターで4WD、500ps以上の出力と最高速度300km/h以上のパフォーマンスを持つというパッケージに加え、職人による手作業での精緻なインテリアとの組み合わせは人々を驚かし、その後のモダンでラグジュアリーなグランドツアラーという新しいマーケットを作り出した。3代目となるコンチネンタルGTは、比類ないツーリング性能とドライバーにフォーカスしたテクノロジーのユニークな融合を提供し、その特徴は今回も再び読者に感銘を与えることとなったのだ。

ベントレー「コンチネンタルGT」が欧州2大市場で2冠達成

ベントレーはEVシフトに向けて、2023年11月でコンチネンタルGT V8モデルの注文を停止した。ベントレーを象徴するW12気筒エンジンも2024年に生産を終了する。クルマを良く知っている欧州の自動車マニアたちが、ガソリンエンジンの最後となるコンチネンタルGTに花を持たせたのかもしれない。

そして、これまでコンチネンタルGTのために情熱を捧げていたクルー工場のスタッフたちも自分たちの努力が最後に報われたことに安堵していることだろう。

AMWノミカタ
コンチネンタルGTは過去いろいろな賞を受賞してきた。3代目の現行コンチネンタルGTが投入されたのは2018年である。6年経ってなおもこのような賞を受賞できるモデルは数少ないのではないだろうか。それだけ、コンチネンタルGTは時代にとらわれず、愛されるユニークな製品なのであろう。そして多くの人々に認知されるベントレーを代表的なモデルになったと言えよう。

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