レスター・シティの日本人2人が揃って勝利に貢献した。

レスターは19日、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)第14節で、最下位のブリストル・シティとホームで対戦し、5-2で勝利を収めた。

なでしこジャパンのMF宝田沙織とMF籾木結花は揃って先発出場し、宝田がフル出場で1ゴールをマーク。籾木は80分までプレーして1ゴール1アシストの結果を残し、ファン投票で選ぶプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)にも選出された。

GKのビルドアップのミスから20分に失点を喫したレスターだったが、33分に籾木の加入後初得点で試合を振り出しに戻す。小柄なレフティーはシャノンオブライエンとのワンツーを駆使し、相手DFと競り合いながらも力強くボックス左脇へ侵入すると、角度のない位置からGKの頭上を越す鮮やかなチップキックでネットを揺らした。

レスターはさらに前半のアディショナルタイム、籾木が活性化させた左サイドから逆転ゴールを奪う。籾木の縦パスからオブライエンを経由してジョシー・グリーンがえぐり倒すと、カットバックからアイリーンウィーランがフィニッシュ。ゴールライン上で相手にクリアされたが、こぼれ球に詰めていた宝田が押し込んで試合をひっくり返した。

折り返して一時は同点とされたレスターだが、54分にジャニス・ケイマンのゴールで再びリードを奪うと、76分には中央へ位置した籾木が大きく左前方へ展開し、ユッタ・ランタラのゴールをお膳立て。89分にはデニー・ドライバーのプロ入り後初得点も飛び出し、大量5得点を挙げての逆転勝利を収めた。

ハイリスクハイリターンの姿勢を貫く今季のレスターは、ウインターブレイク前はリーグ戦2勝4分け4敗だったが、日本人2人も加入した再開後は2勝2敗で、公式戦では4勝2敗。誰の目にもキーとなっているのは明らかだ。



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