FA女子スーパーリーグ第14節が16日から18日にかけて各地で行われた。

なでしこジャパンのMF長谷川唯が所属する2位マンチェスター・シティ(勝ち点31)は、アウェイで首位チェルシー(勝ち点34)と対戦し、1-0で勝利を収めた。

今季の優勝を占う大一番と目された一戦は、14分にシティのイングランド女子代表MFジェス・パークが、チェルシースコットランド女子代表エリン・カスバートから中盤でボールを奪ってショートカウンターへ転じると、得点ランキングトップを走るジャマイカ女子代表FWカディジャ・ショーが沈め、シティが試合を動かす。

2点差以上の勝利で首位奪還のシティはなおも畳みかけるが、チェルシーも23歳のイングランド女子代表GKハンナ・ハンプトンが好セーブを披露。すると、次第に流れは徐々にチェルシーへ傾くが、シティも若きイングランド女子代表の守護神、19歳GKキアラ・キーティングのショットストップなどでゴールを許さない。

シティリードのまま迎えた最終盤は、チェルシーハイボール攻勢に対し、シティは全員が自陣に引いての[5-4-1]で対抗。後半アディショナルタイムチェルシーイェレナチャンビッチシェーケ・ニュスケンと決定機を迎えるが、シティはGKキーティングが神懸ったセーブで立ちはだかり、虎の子の1点を死守。激闘を制し、首位と勝ち点で並んだ。

なお、シティの長谷川はフル出場。チェルシーの浜野まいかはメンバー外だった。

中盤で欠かせない存在となっている長野風花が先発出場した5位リバプール(勝ち点19)は、11位ブライトン&ホーヴ・アルビオン(勝ち点11)の敵地に乗り込み、セリ・ホーランドの決勝点で1-0と辛勝。ポストに助けられる運もあり、最終盤には数的不利に陥るも、逃げ切りに成功した。

宝田沙織と籾木結花が先発した7位レスター・シティ(勝ち点13)は、最下位ブリストル・シティ(勝ち点6)とホームで対戦し、5-2と逆転勝ち。レスターは20分に先制を許すも、籾木が加入後初得点となる鮮やかなループシュートを沈めて33分に同点とすると、前半終了間際には宝田がタップインで逆転ゴールを奪う。折り返しての49分には追い付かれたものの、その後3点を追加し、ブリストルを突き放した。

清水梨紗、林穂之香、植木理子の3選手が揃って先発した9位ウェストハム(勝ち点11)は、残留を争うライバル・10位エバートン(勝ち点11)相手に、0-2と痛恨の敗戦。宮澤ひなたがケガで欠場中の4位マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点24)は、リーグ記録更新となる6万160人の入場者を集めたエミレーツスタジアムでの敵地戦で、3位アーセナル(勝ち点28)に1-3と敗れている。

また、6位トッテナム(勝ち点19)vs8位アストン・ビラ(勝ち点13)は2-1でアストン・ビラが勝利し、中位は混戦模様となっている。



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