俳優の松永有紗が2月19日、都内で行われたVシネクスト「仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング」の完成披露舞台あいさつに出席。主演の簡秀吉、共演の杢代和人、佐藤瑠雅、星乃夢奈、並木彩華、萩谷慧悟(7ORDER)、碓井将大、メガホンをとった坂本浩一監督とともに登壇した。

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■松永有紗「小さい頃からヒーローに憧れて育ってきた」

2023年8月27日に最終回を迎えた大人気TVシリーズ「仮面ライダーギーツ」(テレビ朝日系)では、仮面ライダーギーツらの奮闘により世界の平和が守られたが、本作では再び脅威が訪れた世界を舞台に、仮面ライダーギーツこと浮世英寿たちが、人類滅亡の元凶となる破壊神ゴッドジャマトとの戦いを繰り広げる姿を描く。

本作で特撮作品初出演を果たしたジャマトの変異種で人間・清春との間に子供を授かる葉月/クイーンジャマト役を演じる松永は、本作のオファーを受けた際の心境を聞かれると「すっごくうれしかったです」と声を弾ませ、「私の兄が大人用のベルトを今でも集めているくらい仮面ライダーが大好きで、その影響で私も小さい頃からヒーローに憧れて育ってきたので、ついに私もこっちの世界に入ることができるんだと思ってすごくうれしかったです」と笑顔を見せた。

母親役も初めてだったという松永は、「今回、初めて子を持ちました」とコメントして共演者から突っ込まれつつ、「まだ子どもがいないので、初めて母親役をやらせていただいて、どんな感情が生まれるのかなって少し怖い部分があったんですけど、(子ども役の子が)本当にすてきでかわいくて、自然と“この子を絶対に守らなきゃ”という気持ちにさせてくれたので、この現場で母性が開花されました(笑)」とコメント。

続けて、「自分にもこんなに母性があるんだなって感じましたし、いろんな経験をさせていただけたなと感じました」としみじみした様子で語った。これに対して、実際に子を持つ坂本監督は「自分も子どもがいるので気持ちがわかるんですけど、的確に表現してくれたので、とてもすばらしかったと思います」と称賛した。

碓井将大「これは何かの間違いかなとは思いましたね…」

一方、警官に撃たれる父親の清春役を演じる碓井は「パン屋をやっているときは楽しかったですね。僕は15年前くらい前に戦隊(『炎神戦隊ゴーオンジャー』)をやっていまして、そのときもピザのバイトをしていたんですよね。今回パンになったんですけど、小麦が好きなんでしょうね」と回顧して観客を笑わせた。

また『仮面ライダーギーツ』のチームはどうだったか追求されると、「現場で変身したギーツたちが戦う姿を横で見させていただいていて、本当にかっこいいですね」と目を輝かせていた碓井。

出演オファーがあった際のエピソードとして、「『ゴーオンジャー』に、仮面ライダーも戦隊もレギュラーでやった人がいて、僕も今回『ギーツ』のお話をいただいたときに“僕もそうですよね”って思ったんですけど、最初にもらったプレスの紙に“最初に撃たれる”って書いてあって、これは何かの間違いかなとは思いましたね…」と話し、「監督、また変身できるときによろしくお願いします」と頭を下げた。

本作は3月8日(金)より期間限定上映、7月24日(水)にBlu-ray&DVDが発売される。

◆取材・文=風間直人

松永有紗/撮影=風間直人