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 オウムインコ科の中でもトップクラスの知能を誇るヨウムは、人間の言葉を覚えるのが得意だ。ただマネするだけではなく、適切なタイミングで適切な言葉を発することもできる。

 この日家で飼われている2匹の犬たちは時にワンワンと吠えてうるさいことがある。そんな時、ヨウムのオーティスは「おまえら吠えるな、鳴くのをやめろ!」と英語で注意をするという。

 それでまた、犬もオーティスの言いつけに従って鳴くのをやめたりなんかして、コミュニケーションはしっかりとれているようだ。

【画像】 うるさい、鳴くのをやめれ!犬たちに言葉で注意するヨウム

Annoyed Parrot Tells Dog Off For Barking Too Much

 カナダ、オンタリオ州ミシタガに住む一家は、2匹の犬と、3歳になるヨウムのオーティスを飼っている。

 オーティスは、犬が吠えることをうっとうしく思っているようで、犬のデュガンとマーフィーが過剰に吠えると、オーティスは直接、言葉で注意するという。

 飼い主が犬たちに言うように、「Don't bark(吠えるな)、「Dont!(やめるんだ)」と繰り返し訴えるのだ。

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 何度も注意をし、さらに口笛っぽい音をならし犬が鳴くのをやめるように促すオーティス。

 犬が鳴くのをやめると「good boy(よし、いい子)」ときちんとほめてあげたりなんかもする。まさに第二の犬の飼い主といったところだろう。

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 ヨウムは優れた知能を持っており、特にコミュニケーション能力、記憶力、および推論能力において、他の多くの鳥種を上回っている。

 人間の言葉を模倣するのも得意だが、その言葉の意味を理解し、状況に応じて適切な言葉を発することができる。

 オーティスは犬たちが吠えている時に止めるために飼い主が使う「吠えるな」という言葉の意味を理解し、それを覚え、適切なタイミングで使ったのだろう。

 犬が言うことに従った時にはほめてあげる「グッドボーイ」もしっかり使っているあたり、アメとムチも理解してそうだ。

written by parumo

 
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「うっさい、鳴くのをやめろ!」吠え犬たちに注意するヨウム(要音声)