犬・ラブラドール

金属製のチェーンで、飼い犬を殴りつけた残酷な飼い主。たまたま目撃した男性らが介入し犬を救っていたことを、『FOX 35 Orlando』などアメリカのメディアが伝えている。

 

■犬を虐待した男

アメリカ・フロリダ州デルトナで暮らすホセ・リヴェラ(31)という男が、犬を連れて外出。ガソリンスタンドの近くでいきなり逆上し、金属製のチェーンで犬の顔を強く叩きつけるなど虐待を始めた。

この様子をたまたま見かけた男性が慌てて止めに入ったが、リヴェラはそれでも虐待をやめようとしない。しかも男性に腹を立て、顔面に強烈なパンチを浴びせた。

かわいそうな犬を絶対に救いたいと考えた男性は、もみ合いながら大声を出し、近くにいた人たちに「犬をこの男から引き離してやってくれ!」と呼びかけた。

 

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■目撃者らが逮捕に協力

男性の声を聞いた目撃者のうち、約9名が駆けつけて協力することに。激しく暴れ殴りかかるリヴェラに立ち向かい、保安官補らの到着を待った。

ほどなくして現れた保安官補がリヴェラを取り押さえ、身柄を確保。この騒動で少なくとも男性ら4名が怪我を負ったが、重傷者がいるという報道はない。

一部メディアはリヴェラについて「昔から暴力的だった」と報じ、暴行、DVなどで逮捕され有罪判決を下された過去もあると伝えている。

 

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■ショックを受けた目撃者

犬を救うべくリヴェラに立ち向かった男性はメディアの取材に応じ、「ペットは子供のようなもの。一緒に暮らし、一緒に食事をし、一緒に眠るのですから」とコメントした。

また「金属製のチェーンで顔を殴るなんてあり得ません」「特別な存在である愛犬をあんな目に遭わせるだなんて…。僕には理解できません」とも述べて、怒りをにじませた。

逮捕されたリヴェラの保釈金は、5万1,000ドル(約757万6,560円)に設定された。リヴェラに虐待された犬は切り傷など軽傷を負っていたが、命は無事だった。

犬に壮絶虐待を加える男に目撃者らが突進 数名が負傷しながらも逮捕に貢献