2月22日猫の日。今年はおうちのにゃんこのために「うちの子専用キャットタワー」をDIYしてみては?市販の棚用素材を利用するので、自分のプランに合わせて組み立てるだけ!自由な発想で、“わが家サイズ”のキャットタワーが簡単に作れちゃう。初心者でもOKな簡単DIYなのでぜひチャレンジしてみて!

【画像】見ながらキャットタワーをDIYしてみよう

猫の健康にとって高低差のあるところを移動する上下運動は大切。そのため、キャットタワーなどを設置する人が増えているという。“おうち時間”が長くなっているこのごろ、少し時間をかけて知恵を絞り、オリジナルのキャットタワーに挑戦してみてはどうだろう。

最近はDIYをする人が増えているが、まだまだ未経験の人も多いはず。そこで初めてでも挑戦しやすい棚用の素材を利用したキャットタワー作りを紹介。これを参考に、設置場所や好みに合わせたオリジナルキャットタワーを仕上げてみて。

手伝ってくれたのは…木原浩盛さん

埼玉県で電気工事関係のお仕事をされています。写真のクッキーをはじめ、3匹の猫と暮らしています。

初心者だからこそリサーチと組み立て予想図が肝心!

1. ホームセンターなどで材料をリサーチ

※必ずサイズをチェック!

2. リサーチした材料をもとに、設置場所を想定して組み立て予想図を描く

※設置場所の広さと高さを測ることを忘れずに!

3. ホームセンターなどで材料を購入

※道具の準備もしっかりと!

4. いざ、組み立て!

■市販の棚用の素材を使い自由な発想で愛猫のためのキャットタワー

使用するのは、くぼみが入った柱に棚板を差し入れ、ネジでとめるだけの市販品。そのほかの素材もホームセンターや100円ショップなどでそろえられる。記事では電動ドライバーを使用しているが、普通のドライバーでも組み立てられる。

使った材料

棚柱・角用:高さ90センチ 4本

棚柱・側面用:高さ90センチ 2本

棚板:幅60×奥行き25センチ 2枚

棚板:幅45×奥行き25センチ 2枚

ネジ:40本

■1. 一番下になる棚板に四隅の柱を取り付ける

下になるのは、幅60×奥行き25センチの棚板。これに棚柱・角用を4本取り付ける。

■2. 側面の柱を取り付け、下から2番目の棚板を入れる

一番下の棚板の左右の中央部分に、棚柱・側面用を1本取り付ける。下から2番目になるのは、幅45×奥行き25センチの棚板。これを左側の2本の角の柱と、側面の柱に差し込む。重心が高くなりすぎないよう、位置を設定しよう。

■3. もう1本の側面の柱も取り付ける

手前側になる側面の柱も取り付ける(※写真は棚の前後を入れ替えて作業をしています)。

■4. 上から2番目になる棚板を入れる

上から2番目になるのは、幅45×奥行き25センチの棚板。これを2と反対側(仕上がりで右側)の2本の角の柱と、側面の柱に差し込む(※写真は棚の前後を入れ替えて作業をしています)。

■5. 一番上の棚板に穴を開ける

猫が一番上に上がれるよう、幅60×奥行き25センチの棚板に穴を開ける。猫の体の大きさに合わせ、ここでは直径約15センチに。電動ドリルを使って穴を開け、金属ヤスリで整える。ドリルを使ったときのケバは取れたが、きれいには仕上がらず…。そこで、急きょ、布を巻いてカバーすることに。

※ホームセンターなどで穴開け加工をしてもらったほうが安心です(穴開け加工ができるかどうか、材料の購入前に確認しましょう)

■6. 一番上の棚板を取り付け、布でカバー

作業を進めやすくするため、棚板を柱に取り付けてから、穴を布でカバー。布を畳んで棚板に開けた穴のふちに沿って巻き付け、タッカーで止める。

■7. 柱の下面に滑り止めを貼る

安全のため、6本の柱の下部に滑り止めを貼る。

■約50分 完成!

穴開け作業とその後の穴のカバー作業がなければ、35分程度で完成する。完成後はネジの緩みがないか、しっかり確認を。電動ドライバーを使わない場合はもう少し時間がかかることが予想されるが、普通のドライバーでも十分作れるのでぜひ作ってみて。

キャットタワーをさらにアレンジ!

使った材料

布、麻ひも、籐製のボール形おもちゃ(鈴入り)、キルティング布、オレンジの花モチーフ(引き出し用の取っ手)、伸びるキーチェーン、鈴付きキーホルダー

■オレンジの花モチーフ&伸びるキーチェーン&鈴付きキーホルダー

棚柱の穴を利用して、花モチーフの引き出し用の取っ手を取り付けてアクセントに。ここに伸びるキーチェーンと鈴付きキーホルダーを取り付け、触ると鈴が鳴るおもちゃに!

■鈴が入ったボール形おもちゃ

棚板の下にヒートンを付け、麻ひもで籐製のボール形おもちゃを下げる。麻ひもの長さは猫が遊べるかどうかをチェックして、あとから整えよう。

■あったかスペース

触ると温かい素材のキルティング布を置いて、くつろげるスペースに。布の下にひもを通して棚板にくくりつけ、安全対策もしっかりと!

■麻ひもで爪とぎ!

上から2番目の棚板の下から一番下の棚板の上まで、棚柱に布を巻く。

布がずれないようにタッカーで止める。

麻ひもを2重に巻きつければ、爪とぎの完成!麻ひもが傷んできたら取り替えればOKだ。

※本記事はわんにゃんWalker2021年2・3月号の記事をもとに再編集したものです。

キャットタワーを簡単DIY!