デジタルデバイス大手のXiaomiとカメラブランドのLeicaは19日、共同でモバイルデバイス向けカメラに関する研究機関「Xiaomi×Leica光学研究所」の設立を発表した。

【画像】正式発表に先んじて公開された「Xiaomi 14 Ultra」製品ディザー

Xiaomi×Leica光学研究所」では、光学技術を中心に、デジタルイメージングやAI技術などのさまざまな学際科学を統合し、モバイルデバイスにおける光学性能の画期的な業界基準の共同開発を目指す。

合計2,644平方メートルのスペースを抱える同研究所では、XiaomiとLeicaの両社間でリソースを投資しているといい、200人以上の専門家チームが編成。専門家チームにはLeicaの第4世代レンズの伝説的な光学デザイナーであるPeter Karbe氏などの光学エキスパートも多数在籍しており、カメラ研究への加速が期待される。

そして、同研究所による技術を初めて採用する新しいフラッグシップモデル「Xiaomi 14 Ultra」の投入も先日発表された。同機種はXiaomiが手掛ける「Xiaomi Ultra」シリーズ最新機種として2月22日に詳細が発表予定だが、すでに「1.3倍以上の週高性能向上(前モデル比)」や「1/0.98型SNY LYT-900センサ搭載」「75mm/120mm望遠」などを盛り込んでいることが明らかになっており、名実ともに業界最高峰の成功になることが見込まれる。

同研究所設立に際し、Xiaomiグループのパートナー兼プレジデントであるWilliam Lu氏は、「100年以上にわたり、Leicaは世界クラスの光学レンズを創造することに取り組んできた。それは、複雑な光学エンジニアリングデザインと精巧な製造職人技術の極致を表している。Xiaomiは、『光はイメージの基盤であり、現実に奥行き感を与える』と信じている。Xiaomi×Leica光学研究所を通じて、両社の強みをさらに活かし、モバイルイメージング光学能力の限界を常に超え、時代の先頭を切り開いていく」とコメント。

一方のLeica Camera AGのMatthias Harsch CEOは「過去2年間のXiaomiとのパートナーシップは本当に素晴らしいものだった。私たちはLeicaの象徴的な写真体験をモバイルイメージングの世界に成功裏に統合し、共同開発されたLeica Summilux光学レンズによって示されている。Xiaomi×Leica光学研究所の設立により、光学の分野で両社のトップチームを結集させる準備が整った。」と述べた。

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