製造業サプライチェーンの変革に挑むキャディ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:加藤 勇志郎、以下キャディ)が提供する図面データ活用クラウド「CADDi DRAWER(キャディドロワー)」が、日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 市井 明俊、以下NSK)に導入されたことをお知らせいたします。

■ 課題と導入背景

NSKは1916年に創立し、日本で初めて軸受(ベアリング)を生産しました。家電製品、自 動車、飛行機、そして産業機械や宇宙ステーションなど、世界中の機械の多くに使われているベアリングを100年以上製造し、世界の産業を支えています。

同社は、2026年までを対象とする現中期経営計画において、持続的成長を可能にするため の企業基盤の再構築を目指しており、1.供給力の強化と2.技術サービス体制の強化が重要なテーマです。この課題を解決するために、 NSKは「CADDi DRAWER」の導入を決定しました。

「CADDi DRAWER」で図面を資産化することによって、量産時の部門間での情報共有や既存図面のQCD(品質・コスト・納品)情報の活用、社内教育の効率化やスピードアップを 測り、供給力を強化します。また、検索効率向上によりリードタイムを短縮し、不具合情報の紐付けや見積もりの効率化を行うことで技術サービス体制の強化を図ります。

NSKでは2022年4月にはデジタル変革本部を新設し、全社的にDXへの取り組みを進めています。持続的成長を可能にする企業基盤再構築に向け、デジタルの力による経営資源強化をより一層目指していきます。

■日本精工株式会社 デジタル変革本部 技術システム統括部 主幹 中野 博之様のコメント

「弊社内には数十万件の膨大な図面データが保管されています。現在、システムの⽼朽化が進んでいるため、図面管理システムを刷新する計画を進めており、同時にこの膨大な図面 データの有効活用にも着手しています。弊社の図面には重要な情報が多く含まれていますが、現行の検索手段が限られているため、これまで十分な有効活用ができていませんでした。新たに「CADDi DRAWER」を導入することで、図面の資産を最大限に活かし、設計品質や業務効率の向上を目指しています。現段階では一部の図面データの統合から始めたところで、今後は徐々に範囲を拡大していく予定です。」

NSK社内でのCADDi DRAWER活用イメージ

■『CADDi DRAWER(キャディドロワー)』についてhttps://caddi.com/drawer/

『CADDi DRAWER』は蓄積された図面データの検索・利活用を可能にし、調達原価低減・業務生産性の向上などを実現するサービスです。当社の祖業である部品調達プラットフォーム『CADDi MANUFACTURING』で培った高度な図面解析技術を活かして開発されました。図面に記載されている⼨法、記号、テキストなどの情報を自動で読み取り、構造化されたデータとして蓄積。図面データを独自のアルゴリズムで解析し、⼆次元の図面に描かれている形状の特徴をもとに、三次元での類似性の高低を判定し必要な図面を探しだす『類似図面検索』機能を搭載しています。

■ キャディ株式会社についてhttps://caddi.com/

キャディは「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに、製造業の要である調達領域のイノベー ションに挑んでいます。部品調達プラットフォーム『CADDi MANUFACTURING』では、メーカーの図面を独自のテ クノロジーを駆使して解析し、品質・納期・価格が適合する加工会社を世界中から選定。製造・検査・納品を一貫 して担い、サプライチェーン変革のパートナーとして支援します。2022年6月に図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』の提供を開始。図面を独自のアルゴリズムで解析し、形状・材質・部品名などから、必要な図面を瞬時 に検索。図面データの活用を軸に、DXの実現を支援します。現在日本をはじめ、ベトナム・タイ・アメリカに進出 し、世界9拠点で事業を展開しています。2023年7月にシリーズC資金調達を発表し、累計調達額は217.3億円にのぼ ります。

<会社概要>

本社所在地: 東京都台東区蔵前1丁目4 - 1 (総合受付3F)

代表者   : 代表取締役 加藤勇志郎

設立   : 2017年11月9日

資本金   : 1億円(資本準備金含み、217.2億円)

事業内容 : 図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』および 部品調達プラットフォーム『 CADDi MANUFACTURING』の開発運営

           URL    : https://caddi.com/

配信元企業:キャディ株式会社

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