マイケル・J・フォックス(62)が、英ロンドンで開催された英国アカデミー賞授賞式にサプライズ登場した。マイケルは29歳の時にパーキンソン病と診断され、その後も俳優業を続けてきたが、2020年に引退を表明した。マイケル車いすに座ってステージに現れると、会場ではスタンディングオベーションが巻き起こった。この姿を見た視聴者は、SNSで「涙が溢れ出た」「彼は今もヒーローだ!」と感激のコメントを寄せ合った。

現地時間18日、英ロンドンロイヤルフェスティバル・ホールで第77回「英国アカデミー賞(BAFTA)」授賞式が開催された。

式典のフィナーレを飾る「作品賞」の発表前には、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで知られる俳優マイケル・J・フォックス車いすに乗ってステージに登場した。

マイケルは29歳だった1991年パーキンソン病と診断され、1998年に病気を公表。2000年にセミリタイヤしたものの、その後も俳優活動を続けてきた。しかし、2020年に出版した自叙伝で俳優業からの引退を告白した

そんなマイケルがステージに現れると、スタンディングオベーションが巻き起こり、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

マイケルは壇上の前に到着すると、車いすを押していた男性に支えられて立ち上がり、作品賞を発表するスピーチを始めた。

「今夜は5作品がこの部門にノミネートされていますが、これら5作品すべてには共通点があります。それは僕達の中で最高だということです。」

そして「映画はあなたが誰であろうと、どこの出身であろうと、人々を結び付けるのです」と言うと、こう続けた。

「映画は魔法だと言われるが、それには理由があります。なぜなら映画は、あなたの一日を変えることができるから。あなたの視野を変えたり、時には人生を変えることができるのです。」

この後、マイケルクリストファー・ノーラン監督の映画『オッペンハイマー』が作品賞を受賞したことを発表した。

多くのファンはマイケルの姿を見て感激し、SNSではこのようなコメントで溢れ返った。

「11歳の時、マイケルは僕にとっての映画のヒーローだった。50歳近くになり、今夜のBAFTAで彼を見たけど、僕の記憶にあるヒーローとまったく同じだったよ。」
「なんてこと。マイケルがステージに現れた瞬間、涙が溢れ出してしまった。彼はレジェンドだわ。」
「彼はヒーローだ!」
マイケルは素晴らしいアイコンであり、インスピレーションだ。これほどの人物は滅多にいない。彼はスタンディングオベーションに値するよ。」

今回の授賞式のドキュメンタリー映画賞には、デイビス・グッゲンハイム監督によるマイケルのドキュメンタリー映画『STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー(原題:Still: A Michael J. Fox Movie)』がノミネートされていた。しかし受賞作には、ウクライナのドキュメンタリー映画『実録 マリウポリの20日間』が選ばれた。

この日の授賞式開始前には、マイケルが妻で女優のトレイシー・ポラン(63)と寄り添ってレッドカーペットに並ぶ場面も見られた。

画像2、3枚目は『BAFTA Instagram「Backstage at the 2024 @bafta awards」』『Sky News X「Oppenheimer takes home seven awards at the #BAFTA Film Awards,」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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