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1月スタートの連続ドラマ『婚活1000本ノック』(フジテレビ系)が視聴率最下位を独走状態で大ピンチだ。

同作は人気お笑いトリオ「3時のヒロイン」のリーダー・福田麻貴(35)が1000本ノックのごとく様々な婚活に奮闘するラブコメドラマ。これがドラマ初主演となる福田の意外な演技力の高さに視聴者から称賛の声があがる一方、初回の世帯視聴率3.6%でスタートして以降、ここまでの平均世帯視聴率は3.0%と振るわない。最新の第5話では2.6%と最低を更新した。

同じく恋愛が題材のドラマとしては、川口春奈主演の『夫のカノジョ』(2013年、TBS系)の低視聴率ぶりが話題になったが、それでも平均3.8%だった。本作の現在までの数字は2000年以降のプライムタイム(午後7~11時)で放送された民放ドラマ視聴率のワースト記録である竜星涼主演の『スタンドUPスタート』(2023年、フジテレビ系)の平均3.3%をも下回っており、局内ではこのままでは不名誉な記録を更新するのではとヒヤヒヤだという。

ネットでは視聴率大コケの理由を考察する様々な意見が飛び交っている。

《福田麻貴さんお笑い芸人らしいけど演技上手いし、役柄がピッタリ。ちょい顔もキャラも安藤さくらさんに似てる。しかし視聴率が…すごく悪い》
《今TVerで見てるがやっぱめっちゃおもろい。なのに視聴率3.1%は残念過ぎる。福田麻貴が主演って事で端から見る事なく忌避してる人多いんだろうなぁ》
《2話の視聴率が2.8%ってヤバいね!面白いんだけどダラダラと無駄なシーン多くて長いんだよな。30分の深夜ドラマでサクッとやった方が良くね?って感じするもん》

特に目立ったのはコミカルすぎる演出への不満の声だ。二枚目俳優たちが体を張って、イケメンなのに一癖も二癖もある男を演じているのが魅力の今作品。だが、お見合い相手の男性の鼻毛がわざわざアップになる映像や、差し歯が取れるシーンなどコントのような演出も散見され、一部の視聴者からは不快になったとの声も上がっている。

《初回こそアラサー女子の半分本音まじりドラマやるのかに見えたが、完全に軽いノリのギャグになってきたね。だって「結婚生活」に対するリアリティーゼロだものw》
《お笑い芸人のコントみたいで、やはり脱落…》
《毎度、自分を棚上げのヒロイン。男を内面ではなく外見やエスコートで選ぶ上っ面なヒロインが取り立てて容姿も性格も良くないのに毎回婚活相手に気に入られるのが不思議》

女性芸人を主役に置いてコント的な作風を目指した制作側の意図が裏目に出た結果が、今回の低視聴率に繋がっているのかもしれない。

芸人になる前にアイドル活動をしていた時期もあり女優業挑戦は夢だったという福田。後半の巻き返しで無事に本物の“ヒロイン”になれるか注目だ。